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2020

引退ブログ#25原田太郎





2020年11月22日


Bリーグvs一橋で敗退し、僕の引退が決まった。



数日後にInstagramで引退ツイートを終え


とうとう引退したのかぁと感慨にふける。


引退した今の気持ちを率直にいうと



最高だ。

やっと引退できた。もう未練はない。楽しかった。ありがとう。




こんなところだ。



引退ブログということで後輩たちに熱い“何か”を送りたいと思ったが、そもそも自分が熱男じゃなかったことに気づいたので


「同期への問い」と「頑張るとはなにか」


の豪華二本立てで長々とお送りしたい。





ではスタート❤︎



一年前の10月、新チームの目標が“学生日本一”に決まった。


当時の僕が抱いた率直な感想は


むりだよぉ〜やめようよぉ〜考え直そうよぉ

だった。


数日後、学生日本一にむけて一人一人が決意表明をした。(させられた)


みんながそれぞれ抱負や覚悟を口にした。


そしてぼくは毎日素振りを100回やるというとても低レベルな目標を掲げた。



これを読んでくれているであろう同期のみんなに聞きたい。



みんなは1年間、自分が決めた覚悟を実行できたであろうか。


目標を見失わず、どんな苦境があろうと最上級生としての自覚を持っていただろうか。



ぼくはできなかった。


生意気ながらみんなも大してできていなかったと思う。




ここでぼくは考える。




“継続”って難しい。




最初はみんなの目は輝いていたと思う。


来年のリーグ戦で活躍する自分のイメージがどんどん湧いてきた人も多かったのではないだろうか。


しかしつま恋でまさかのAチーム予選敗退。


その後コロナによる自粛…



幹部のみんなはミーティングしてくれていたらしい。


だが他のみんなはどうだったかと言われるといささか懐疑的だ。



事実、リーグ戦がなくなり特別大会が開催され、入れ替え戦がないと聞いた時に安心した人の方が多いだろう。



お前はどうなんだ、と言われるかもしれないのでぼくの感想を言うと


「大会やらなくていいから引退したい」だ。

(学連の執行部のみんな、ごめんなさい)




つまり何が言いたいかというと


この時僕たちは“学生日本一”という自分たちで決めた目標を見失い、


自分たちで決めた“覚悟”を継続できなかったのだ。



コロナだったから仕方ないのか。



いやそんなことはない。


トップアスリートはきっとどんな困難にも目標を見失わず立ち向かい自分で道を切り開くであろう。


それができるのは限られた人だけなのかもしれない。


今の学生ラクロスの世界でそれを常に体現できているのは早稲田、慶応、東大なんだろうなと思い知らされる。



そしてぼくは一つの結論に至った。



やはり日本は学歴社会だ。






次にぼくは「頑張るとはなにか」について考えたい。



結論から言う。


ぼくは4年間頑張ったと思う。


たしかにラクロスはうまくなってないし目立った活躍はしていない。4年間でAチームにいたのなんて1ヶ月もない。組織において好影響を与えたとも思わない。



ただぼくが頑張ったと胸を張る理由は一つ。


辞めずに4年間続けたことだ。


何を当たり前なことを言っているのだと罵詈雑言を喰らいそうだがそれでも構わない。


普通の大学生ならサークルに入って酒を浴びるように飲み、毎月合コン、彼女ができたら海外旅行と人生の夏休みを謳歌するだろう。


しかし僕は、大学生活4年間しかないものを体育会の部活動に身を置き、否が応でも組織の一員として活動してきた。



僕はこれだけでも価値あることであり、頑張ったと胸を張って言いたいと思う。





ここで僕はBチームで共に闘った、ラクロスをやめたいと嘆く可愛い後輩たちにメッセージを送りたい。



今は頑張りすぎる必要はないのだ。


いつかきっとラクロスを頑張りたい、頑張らなきゃって思う時がくる。


その時に頑張ればいい。


ラクロス部に入る時

大きな覚悟はなくても少しは希望を持って入部したのではないだろうか。


もし、今の自分がその希望に裏切られていたとしても


過去の自分を裏切ってはならない。


がんばれよ❤︎


という深いようで浅いメッセージとともにお別れの言葉とさせていただきます。




では最後に同期のみんなへ


ラクロスは好きになれなかったけど、みんなのことは好きになれました。


ありがとう。



著 逆襲のたろたん


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