先日行われた関東final4では大雨の中、たくさんの方にお集まり頂き誠にありがとうございました。
秋の長雨が続きつつ、桜新町の桜もすっかりと紅葉し、少しずつシーズンが終わる季節が近づいているのだなと、感慨深い毎日を過ごしております。
impact HC 井村啓思です。
日本体育大学男子ラクロス部にimpact(Bチーム) HCとして関わらせていただき、早くも10ヶ月が経ちました。
少しラクロスから離れていた自分がまさか、こんなにも毎日を熱く心を動かされていることに驚いています。
他大学出身、ラクロスで肩書のない自分を温かく受け入れてくださった学生、コーチ陣、OB・OG、保護者様に大変感謝しております。
本当にありがとうございます。
この度、思いの丈を綴らせていただく機会を頂きました。
関わらせていただいた中での気づきと、皆さんへの感謝を書き留めたいと思います。
いつも学生と一緒にふざけているので少し真面目な文章が子恥ずかしいですが、
僕の大好きな日本体育大学男子ラクロス部のことが少しでも伝われば幸いです。
すぐに脱線してしまい失礼しました。
それでは、今年の日体に携わって特に感じた気付きについて。
”利他の心で生きることが、利己の心も満たすこと”
自分が試合に出るため。自分のところでミスをしたくない。自分が認められたい。
この行動指針で行動することを悪いと思ったことはない。
しかし頭打ちはくるとおもう。
コーチに就任する前に見た、日体vs東大との練習試合。
自分のことで精一杯で、緊迫した場面では消極的になってしまう選手が日体には多くいるなと感じたのを覚えている。
そんなメンバーが今では、”誰かのために闘おう”とHEROを掲げ、グラウンド内外で心の成長を感じる瞬間が多々ある。
例えばスタッフリーダーである古川真衣。
コーチになる前から面談をしていたが、誰かに認められたい!と行動指針が他者からの承認で、自分の想いと行動がうまく結びつかない時期が続いていた。
しかし最近、
「決勝はボックスに入らず応援したいです。決勝のボックスを後輩スタッフに経験してもらい今後のラクロス人生に生かしたほうがこれからの日体のためになると思います。
また私の声は響くから、応援に回ってチームを盛り上げたいです。」
あれだけ承認を求めていた真衣が、組織全体のため、日体のため、仲間の今後のためを考えた決断にとても感動した。
また、下記写真は彼女がfinal4後に応援に来てくださった方に向けたインスタグラムでの投稿。
インスタの投稿をただのタスクと捉えず、来てくれた方の顔を思い浮かべ、来てくれた方への想いの強さが個人的には伝わってきた。
そんなこともあり、最近の真衣はゾーンに入ってるなど賞賛が多く寄せられている。
ともき #10
いいものがあるのに、緊張しいで大事な場面では結果がついてこなかったともき。
「自分のショットでチームを勝たせたいです」
シーズン初めに聞いていた目標は利己的で自分しか見えていないのかなーと感じていた。
しかし夏合宿の時、この組織を勝たせたい、impactを勇気づける存在になりたい。とはなしてくれてからは、反省も人一倍だし、4年でimpactチームという悔しさがあったであろうに、後輩たちにグラウンド内外で向き合ってくれていた。
迎えたBリーグ3位決定戦
自然と彼のところにボールは集まり、サドンビクトリーラスト2秒でともきの得点。
プレイヤー、スタッフ、コーチ全員がともきの周りに駆け寄り祝福。
あの時の地面の揺れぐあいと、人の心からでている声の重なりを感じたのは初めて。
その後のTOPチーム関東fainal4 vs東大戦
サドンまで持ち込まれたが勝利。あるプレイヤーは、impactチームがサドンで勝っていたので、勝つイメージしかなかったです。と言っていた。
彼のショットでimpactもTOPも勝たせたのではないか。
当初掲げていた、自分のショットでチームを勝たせたいという想いも合わせて叶っている。
幸せなことに、ここには書ききれないほど、1人1人にストーリーがある。
誰かのための行動が、自身の利己的な欲求も満たしてしまう。
仲間の選択を正解にするように動け。
後藤HCがある時、試合前に伝えた言葉で、すっかり大好きなった言葉。
誰かの挑戦やミスを責めるのではなく、それを正解にできるように考え動きなさい。
元々は自分がミスをしたくないという考えが強く、緊迫した局面では消極的になるメンバーが多かった。
それがスローガンであるHEROで、誰かのためにを考え行動していくこと。その一人ひとりの連鎖が、仲間の思考を深め、組織としての在り方を深めていったと感じる。
1人1人に深いストーリーがあり、彼らが闘っている姿をみるだけで、目頭が熱くなる。
組織の文化が濃くなっている。そこに誇りを持ちながら闘う皆の姿はとても勇ましい。
日体に関わり始めて10ヶ月だが、日体のことを”We”で語れることに幸せを感じている。
初めて試合を見る方も、日体ラクロス部のメンバーの姿をみると
全力で生きるおもしろさに溢れており、日常の生活にまで元気を与えます。
そんな試合をお届けするので是非ご覧ください。
23日体の挑戦は、ある人からみたら小さな挑戦かもしれない。
しかし、彼・彼女らが”仲間のために”、”誰かのために”と利他を考え行動する姿は、保護者様、OB・OG、コーチ陣の心を動かし、人生の豊かさに確実に繋がっています。
この少しずつ逞しくなる輪は、ラクロス界、社会全体にも広がってゆく。
その光景を想像し、また僕は心を動かされています。
これからも誰かの心にimpactを残せる。
そんな1人1人として成長してもらい、熱いHERO集団を育めるよう、組織に向き合い、自分自身も成長し続けます。
感謝
最後に感謝だけ伝えさせてください。
学生のみんなへ。
平日、土日に朝5時に起きて練習に行く。そのあと仕事をする生活は正直どうしようかと考えてしまう時はありました笑
ただ、グラウンドに行けば大きな声で「おはようございます!」って挨拶してくれるところ、くだらないことを本気でやって一緒に馬鹿笑いすること、不安に感じていることを真っすぐに伝えてくれること、やっててよかったですと照れながらも伝えてくれること。
どの瞬間も僕の人生をより濃いものにしてくれています。
みんなの人生にとって大切な時間を、共に過ごさせてくれて本当にありがとう。
impactのメンバー。
この時期さらに頑張ろう。
良い組織に対して貢献できているか疑問を持ったまま、日体よくなったねと周りから言われた時ほど辛いことはない。
1人1人がHEROであり続けよう。成長しよう。
コーチ陣へ。
こんなにも楽しく、不安もワクワクに変えながら毎日を過ごせているのは、コーチの皆さんのおかげです。
コーチ陣でMTGという名の飲み会や、練習後も組織の今後について語ったり、深夜から急に始まる電話なども、大人の青春みたいで、日々を思い出すだけでニヤニヤしています笑
皆さんを支えられるような漢になります。
みなさん、僕をコーチにしてくれてありがとう。
今シーズンの最後、辛かったはずなのに、なんか笑いがこみあげてくるような。
そんな瞬間を創る為に、今日も頑張りましょ
impact(Bチーム)HC
井村啓思
次の試合は、
11/5 (日) 関東FINAL vs法政 @駒沢第2球技場
14:00 F.O.
になります。
皆さまの熱いご声援お待ちしております。
決起ブログも残すところわずかとなってきました。
1人1人様々な想いや葛藤がありながらも日々前を向きながら成長しています。このブログを通して、みんなの内に秘められた想い、熱意を感じとっていただけましたら幸いです。
これからも引き続き日本体育大学男子ラクロス部の応援の程宜しくお願い致します。