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2024

’24引退ブログ_#16 大橋奏互

日頃より日本体育大学男子ラクロス部をご支援、ご声援いただきありがとうございます。

'24NITTAIの最前で走り続けてくれた4年生の最後のブログになります。

"誇り"を胸に、沢山の姿を見せてくれました。

ぜひ読んでいただけたらと思います!


本日はFO#16 大橋奏互です!


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日頃より日本体育大学男子ラクロス部へのご支援、ご声援をありがとうございます。

4年大橋奏互です。




「7:3」

引退をして自分のラクロス人生を振り返ってみるとやはり7:3だと思う。

この数字はラクロスをやっていて

「悔しい想い」「辛い想い」とか上手くいかない時

これが7割


「達成感」「最高に嬉しい・気持ちいい瞬間」

これが3割


入部したときに思い描いていた順風満帆なラクロス人生ではなかったという事だ。


高校まで野球をやってきたが、日体大の野球部は300人、甲子園ボーイもたくさんいる、野球では自分の限界にも気づき始めていたこともあり、

大学では新しいことを初めて、選手で活躍したいという想いと

ラクロス部のみんなと過ごすたわいのない時間が好きでこの部活に入部を決めた。



ここからラクロス人生が始まった。


最初の転機は

2年生でFOを始めたことだ

学年試合だけのつもりで始めたFOだったが、


ひかるさんが、何も知らない僕に1から丁寧にFOを教えてくれたり、2個下の後輩と嫌がらずに対人をやってくれたりしてもらう内にFOの魅力と楽しさにどっぷり浸かっていった。


一緒に武者へ連れてってくれたり、リーグ戦前にバチバチやった対人は忘れません。


もし、先輩がひかるさんじゃなかったら今の僕はなかったと思います。今まで面と向かって言う事が出来ませんでしたが、感謝の気持ちでいっぱいです。


こうしてラクロスにのめり込み3年生のシーズンを迎えた、振り返るとこの時期は素直に楽しかった


リーグ戦では4年生に立ち向かう下級生として、勝ったらすごいと気楽なポジションでもあった。


しかし、それと同時に

OFは点が取れ、DFは守り切れる、FOが勝てばこのチームは勝つ。

「このチームはお前次第だ」と壮太郎さんにいつも言われていた。

GBやフルフィールド、FO起点の事などを厳しくも叩き込んでもらった。

プレッシャーはもちろん感じたが、それよりも期待に応えたいという想いがとても強かった。




この想いこそが


「ラクロスにハマる瞬間」


だった。





そんな良い想いも束の間、

全日決勝ハマスタの舞台で自分の無力さを感じた。

社会人への勝ちを目指してやってきたシーズン、序盤は耐えていたもの終盤実力の差が顕著にでて、じわじわと点差が開き負けてしまった。

MVPにいくさんが選ばれた時、悔しくて、先輩に申し訳なくて、頭が真っ白になった


そんな悔しい思いをしないよう迎えた4年生だったが

今まで生きてきた22年間で特に1番苦しい年だった。


昨年を越えないといけない

昨年より活躍しないといけない

自分が勝たないといけない

日本一のチームとして見られている

日本一を取ったfoerとして見られる


他大学のラクロッサーや関係者からどんな風に見られ、思われていたかは分からないし、ここまでは自意識過剰だなとも思うが、

自分の頭の中はこのような想いでいっぱいだった。


しかし、

この自分への期待や想いに実力も気持ちも追いつかず、上手くいかない自分に対して腹が立ち、むしゃくしゃし、人に当たった事もあった。


FOは勝ち負けが目に見えるように分かり、数値もはっきりする。

フィールドの中心に1人座り、ボールを奪い合う、唯一のポジション。

それと同時にとても孤独なポジションだと感じた。


もしやり直せるとしたら、

この抱えてた想いを打ち明け、この気持ちもろとも乗り越えたい。それができなかった自分に1番後悔してる。






自分の原動力は

“負けたくない”

“チームの足を引っ張りたくない”

“ダサい姿は見せたくない”

とてもネガティブだ。


だからこそ、悔しい想い、辛い想い、上手くいかなかった事の方が鮮明に覚えているのかもしれない。



このような想いばっかりだったが、

思い返せば本当に充実し幸せなラクロス人生だったと胸を張って言い切れる事がいくつもある。



1つ目は

「チームや同期・後輩の存在」

“26対100の総力で勝つ”


去年の先輩達が日体に根付かせてくれた考え方ですが、この言葉が大好きだ

どうしても試合に出てる人たちが注目されるのがスポーツだが、試合前から観客を増やそうと保護者やOB・OGに声をかけるところから始まり、当日は1番に声を出しスタンドを作り日体に流れを持ってくる。これはBOX26人にでは絶対にできない事。

応援されるチームを作るために動いてるみんながいたからこそ今の日体はあると思う。


これこそが、ラクロスを始めなければ気づくことのなかったスポーツの魅力だ。


今年はこの日体の良さを全国まで広める事が出来なかった、

来年こそ日体プライドを日本一を奪還し証明して欲しい



個性が強い同期へ

4年は特に同期の存在に助けられた

それぞれ役割を全うする姿に「自分も頑張らないと」と思わせてくれる仲間、何気ない時に笑わしてくれる仲間、この代で良かったと心から思ってるよ!


OF陣・DF陣・FO

この分けられ方を払拭したいと思った1年だったけど、もう少し時間かかりそうです、


貴一へ

今年1番話をした後輩かな

引退してきいちの口数が減ってないと良いなぁって心配してるよ

ラストイヤーは本当に大変だと思うけど、向き合えば絶対いい結果になると信じてるよ

定期的に飲みにいこうな


かんたへ

16番を引き継いでくれてありがとう。今までで1番愛される16番になって欲しい!

たくさん練習して、たくさん負けて、強くなれよ!


コーチ陣へ

大変な選手だと自分で感じてます。

それなのに面倒見てくださりありがとうございました。このチームでよかったと思ってます。

今の日体があるのはコーチのおかげでもあると思っています。

4年間ありがとうございました。





2つ目は「仲間兼ライバルの存在」

大学の垣根を越えて切磋琢磨しあう関係性が自分は好きだ。


仲間の活躍が嬉しい反面、自分も負けてられないと何度も気持ちをあげられてきた。

他大学に武者に行く。こんな文化があるのはラクロスだけだと思うし、ラクロスの強みでもあると感じてる。


FOを始めた時から常にライバル視していた、陽世とボビ。

2人の活躍だけはいつも嫉妬が勝ってたような気がする。

final4で2人が戦う姿を見るのは悔しいけど勇姿見に行きます!


常に武者に来てくれてた、

日体準レギュラーの三輪


三輪はキャラこそ違えど少し似てるところがあるなぁって思ってる自分で追い込んで空回りするところとかね

最後の1年悔いないように応援してる!


苦しい時も嬉しい時もなんだかんだでずっと支えになってくれた

りょうが・たけちお・みく・平野・いつき

お前らこそ仲間兼ライバルかな


武者の行き先に困ったらいつも助けてくれるし、試合はお互い応援してくれるし、OFFにも会ってる。

プライベートで会う時も、なんだかんだでずっとラクロスの話をして、しまいには自分が使うヘッドのこだわりを語り出す

本当に変人の集まりだと思うよ

でも、直接は恥ずかしくて絶対に言えないけど感謝している

ありがとう




3つ目は「家族の存在」

なに不自由なくラクロスを続けられたのは家族のサポートがあったからです。

今までなにをやるにも反対はせず応援をしてくれた事、全国どこで試合があっても見に来てくれた事、朝早いのにも関わらずちゃんと起きれてるか気にかけてくれた事、家に帰れば美味しいご飯を作って待ってくれていた事。

全部に感謝してもしきれません。本当にありがとう。

これからは恩返し出来るよう成長します!



日体大ラクロス部は引退したが、真価を問われるのはこれからだと思う。

ラクロスで学んだことをこれからの人生に活かし、

自分が教えてもらって来たことを後輩に返し、

ラクロスを経て人として成長していきたい。


日体大ラクロス部としての4年間が、10年後か、20年後か、それともその先かは分からないが

「悔しい想い」「辛い想い」よりも「ラクロスをやっていて良かった」という想いが「7:3」ぐらいになればいいかなと思う。




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最後まで読んでいただきありがとうございます。


4年生の方々のこれからの未来が、より色鮮やかなものとなりますよう部員一同応援しています。

たまに顔みせにきてくれると嬉しいです!




このチームに関わってくださっている全ての方々へ

新しいシーズンがもうすぐ始まろうとしています。

今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!

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