日頃より日本体育大学男子ラクロス部への
多大なるご支援、ご声援をいただき、
誠にありがとうございます。
今後とも変わらぬご支援、ご声援のほど、
よろしくお願いいたします。
改めまして26シーズン、スタッフリーダーを
務めさせていただいております、
4年TR兼ASの相原美咲です。
今回は、少し長くなりますが、
最後までお付き合いください。
「君たちなら大丈夫」
開幕戦、明治学院大学に敗れた私たちに、
駿太さんがかけてくれた言葉。
勝利×価値を生み出すために準備してきた開幕戦。
日本一を目指すチームとして、
絶対に勝ちたかった一戦でした。
だからこそ、敗戦は悔しかった。
何が足りなかったのか。
私たちは、
本当に日本一になるための準備ができていたのか。
今後への不安と悔しさが入り混じる中、
駿太さんの言葉に私は救われました。
でも、信じてもらえることと、
その期待に応えられることは違います。
どれだけ強い想いを持っていても、
それだけで勝てるわけではありません。
日本一になると決めたのなら、
勝つために行動し、自分たちが掲げた言葉に
責任を持たなければならない。

3年間、日体のスタッフとして過ごす中で、
私はこの組織の中で生きにくさを感じていました。
日本一のために、スタッフとして
できることはたくさんあるはずでした。
それなのに、
自分が何をすればチームに貢献できるのか、
分からなくなっていました。
本当はやってみたいことがある。
変えたいこともある。
でも、行動に移せない。
周りにうまく伝えられず、
考えているだけで終わってしまう。
チームのために何かをしたいのに、
自分には何ができるのだろう。
自分の存在意義が分からず、
変えたいと思いながら
何も変えられない自分が嫌でした。
それでも、
この部を離れる選択は出来ませんでした。
うまく言葉にできなくても、
チームのために何かをしたいという想いだけは、
消えなかった。
もっとできることがあるはず。
今のままで終わりたくない。
そして、2025年のFINAL4。
早稲田大学に敗れたとき、悔しさとともに、
3年間違和感を抱えながらも
行動しなかった自分への
情けなさと後悔が残りました。
また同じ後悔をしたくない。
自分と同じような後悔を、
後輩たちにはしてほしくない。
今以上に、自分の可能性を
諦めずに挑戦できる組織にしたい。
一人ひとりがスタッフとして、
チームの勝利に貢献できる組織にしたい。
そして何より、私自身が変わりたかった。
誰かが変わるのを願うだけではなく、
自分の働きかけで
誰かの可能性を広げられる人になりたい。
そう覚悟を決め、
私はスタッフリーダーになりました。
もちろん、すぐに変われたわけではありません。
伝えた言葉が届かない。
全員の気持ちを理解できない。
自分なりに行動しても、思うようにいかない。
何度も自分の力不足を感じました。
それでも、前の自分には戻りたくはなかった。
自分が考え、行動し、周りを巻き込む。
伝わらなければ伝え方を変え、
誰かが変わるのを待つのではなく、
自分なりに関わり続ける。
以前の私にできなかったことを、
一つずつ行動に移してきました。
そんな日々の中で、後輩たちから
「美咲さんを日本一のスタッフリーダーにする」
という言葉をもらうことが増えました。
初めて聞いたときは、素直に嬉しかった。
でも、それ以上に、
この言葉をもらえるようになったこと自体が、
私にとって大きな意味を持っていました。
3年前の私は、自分がこの組織にいる意味さえ
分からなくなっていました。
自分の想いを伝えられず、
チームに貢献できているのかさえ分からなかった。
そんな私が今、後輩たちから
一緒に日本一を目指したいと思ってもらえている。
あの頃の私には、想像もできなかったことです。
今でも、
自分の未熟さを感じることはたくさんあります。
それでも、私を信じてついてきてくれる後輩がいる。
一緒に悩み、考え、
組織を良くしようとしてくれる仲間がいる。
一人で何かを変えようとしていた私が、
今は仲間と一緒に組織を変えようとしている。
だからこそ、
そんなみんなと日本一の景色を見たい。
みんなと日本一のスタッフ組織をつくり、
私を信用してついてきてくれたみんなに、
今度は私がその景色を見せたい。
悩んできたことも、ぶつかったことも、
もがいてきた時間も、
すべて意味があったと証明したい。
あのとき、辞めずにここに残ってよかった。
みんなと一緒に、
このチームで挑戦し続けてよかった。
最後に、心からそう思える景色を見たい。

そして私たちが掲げるビジョンは、
ただ日本一になることではない。
「果てしなき可能性をものにし、
ラクロス界にムーブメントを」
日体の姿を見て
ラクロスを始めたいと思う人がいる。
日体のスタッフを見て、
スタッフという存在に希望を持つ人がいる。
日体で育った人が、
次の場所で誰かの可能性を広げていく。
そんな未来をつくりたいと思っています。
でも、理想を語るだけでは何も変わりません。
可能性を信じるのなら、
それを行動に移し、結果で示さなければならない。
だからこそ、私たちは勝たなければならない。
そして、勝つことは
選手だけの責任ではありません。
目の前の仕事を終わらせることに満足せず、
本当に勝利につながる仕事が
できているのかを考える。
スタッフも勝利をつくる当事者です。
日本一という結果を掴み、
私たちが積み重ねてきたことに
価値があったと証明する。
その姿を通じて、
誰かが挑戦するきっかけをつくる。
それが、
私たちのビジョンに対する責任だと思います。
昨年、私たちはFINAL4で早稲田大学に敗れた。
そして今年、再び同じ舞台で、
同じ早稲田大学と戦います。
この一年、私たちは何を変えてきたのか。
何のために、ここまで積み重ねてきたのか。
「君たちなら大丈夫」
あの言葉をもらった私たちが、
今度は勝利で応える番です。
選手も、スタッフも、コーチも、
応援してくださる方々も。
それぞれが積み重ねてきたものが、
一つの勝利につながっている。
一人ひとりが自分にできることをやり切り、
自分が勝利をつくる一人だという自覚を持つ。
そして、全員で勝つ。
4年間、このチームに懸けてきたすべてを
FINAL4にぶつけます。
日本体育大学男子ラクロス部の一員として。
勝つと決めた自分たちに、責任を持つ。
私たちが信じてきた可能性を、
私たち自身の手で現実にするために。
「私たちなら、大丈夫。」
今度は、その言葉を勝利で証明しよう。
全員で、日本一を掴もう。


