AC 奥村祐哉
日本体育大学ラクロス部を応援いただいている関係者の皆様。
日頃より多大なる応援・サポートをいただきありがとうございます。
さて、1月28日に今シーズンがスタートしてから半年以上が経ち、リーグ初戦も終えましたが、
チームはまだまだこれから成長期。
という例年とは違う不思議な感覚に追われています。
コミュニケーション量、知識量、技術面でも伸び代だらけなチーム。
このチームがどう完成されていくのだろう？
いや、どう自分が完成させていこう？
リーグ戦を戦い抜いた先にどんな景色が待っているのだろう？
ここの自問をできる人が多いほど、今年のチームは強くなっていけるんじゃないかと思っています。
そして、
「”リーダーシップ”はリーダーにだけ備わっているものではなく、全員に備わっているものだ。」
この言葉が、今年殻を破るためのキーワードになるんじゃないかなぁ、なんてことも思っています。
合宿2日目のチームビルディングで、殻を破ろうともがいている胸の内を吐露してくれた4年生の眞下。
眞下は職人気質で、自分の世界で常に葛藤している選手の1人。
コミュニケーションの取り方も不器用で、伝えることを諦めることも多い。
プレーが上手くいっても何か納得いってないような、
もっとこうできる、とか思ってそうな表情をしていて、まるで学生時代の自分を見ているようでもあります。
そんな眞下が、
「去年とは違う日本一が見たい。」
「チームと腹割って話していく。」
と、あの場で話してくれた時は、”ああ、このチームはもっと強くなるな。”と感じた瞬間でもありました。
それぞれが悩みや葛藤、プライドや自分の考えがある中で、
どう自分なりのリーダーシップを取り、自分の殻を破れるか。
自分の愛する教え子の皆んなが、どう成長していくかが楽しみです。
もちろん、僕も皆んなと一緒に成長させてもらうよ！
“Just Do It”
自分がカナダでBOXラクロスに挑戦している当時、師匠から言われた言葉。
今年、日体の選手から悩み相談を受けた時に、一番伝えた言葉でもあります。
ラクロスが上手くいかない時は、
練習中の自分を見直すじゃなくて、まずは私生活の自分から見直すこと。
学生時代からリアルに一日中ラクロスの事だけを考えて、ラクロスのために生活をしていた自分でも、
カナダで大きな壁にぶち当たった経験があります。
その時、師匠に悩みを打ち明けると、
“とにかくやり続けろ。(Just Do It.)
やってやってやり続けろ。ラクロスに全てを賭けろ。”
と言われ、NIKE以外でこの言葉実際に使うんだと思いながらも、ハッとした自分は、もっとラクロスにのめり込みました。
毎日のトレーニング、壁あて、シュー練は当たり前、
語学学校へ行くために家から最寄り駅までバスで行っていたところを徒歩30分に切り替えてスティックにボールを入れて歩き続け、
時には熊に遭遇しながらも、
背に腹はかえられぬ。と、熊を見て見ぬふりしてクレードルしながら通り抜け、
ヘッドの編み方を見直し、
食事はとにかくバランスよく食べまくり、
睡眠時間は一日7~8時間以上。
チームメイトの自主練には必ず参加し、一緒に飯を食い、
慣れない英語で伝えたいことを伝え、
練習の前後も必ずアリーナに残って最初から最後まで自分がアリーナにいる状態にし、
そこでも師匠に色んなことを教えてもらって、チームメイトやコーチと会話し、
「チームのためにできることはなんでもやる。」と言い続けた。
実際、チームとの会話量が増えてから上手くいくことも多かった。
そんな生活ができた上で、チームの練習に挑み、
私生活の自分の成果を練習で披露する。
そして、練習でできたことを試合の中で再現性を求める。
そんな毎日を過ごしていました。
何かで悩んでいる選手、最近上手くいかないなぁと思う人。
まずは、やってやって、やり続けるしかない。
その先には、必ずラクロスから自分に近づいて来てくれるので。
悩んでいない選手は、悩める自分を恐れず、とにかく上を目指し続けること。
全員が日体の枠から飛び出す人間になって欲しい。
やり続けている最中にいる選手。
時に休憩も大事。
寝て起きたら出来てるようになっていることもある。
次の早稲田戦、成長の過程に過ぎない。と思っています。
今悩んでいること、葛藤している事があれば、その全てをぶつけられる準備をして挑みましょうか。
Just Do It.
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【今後のスケジュール】
◉リーグ戦
8/15 vs早稲田大学 @駒沢オリンピック公園第2球技場
⏰17:00 F.O.
◉Bリーグ
8/20 vs明治学院大学 @明治学院大学ヘボンフィールド
⏰F.O.未定
「みなさまと共に」
日本一の舞台に返り咲けるよう部員一同頑張りますので、どうぞ引き続きご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
