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2019

引退ブログ #3 高橋美輝


「個人では上手いけど組織としては下手」




一昨年から日体のOFはそう言われ続けてた。




それでもずっと個人プレーに頼った、再現性の無い、得点率も不安定なOFを続けてきた。




それが個の強い日体の良い所と言われて。

 



一昨年は1勝4敗で入れ替え戦。1部残留。

去年は2勝3敗でブロック3位。




いずれもチームの目標には全く届かなかった。




この結果があったお陰で日体を、OFを、変えたいと本気で思えた。




今年の目標だった日本一になる為に、



今年だけじゃない、



これからの強い日体OFの一歩になればと、



そんな想いでこの1年間突っ走った。




とにかく変化は厭わなかった。



練習内では、とにかく練習効率、強度を上げる為に色んな方法を試行錯誤した。



個を最大限に活かす為の組織化したオフボールを、体に覚えさせる為に何度も同じメニューを行った。



毎練習後はビデオMTGをして、グランドベースで行ったものを、ビデオで客観的に見て更に学びを深めた。



練習外でも練習動画の1つ1つにコメントを入れたり、1プレー1プレーに対してメンションをして質問したりした。



コーチの方々も仕事終わりなのにも関わらず、夜遅くまで、自分らの課題に向き合ってくれて、戦術や考え方などを模索してくれた。




全ては、個に頼り過ぎてたOFを、

点を取る為に、1人1人がDF主体で考え、最善のプレーを選択し、再現性のあるOF、そんな集団を作り上げるために。




それがチームを日本一に近づける一歩になると信じて。




結果は1勝4敗でブロック4位。




手応えは間違いなく感じていた。

これまでの、たまたまパスが通って、たまたまシュートが入る、たまたまライドが成功する、そんな事は無くなっていたから。




1on1を掛ける人、1on1erのスペースを確保する人、1on1erにスライドを飛びづらくさせる人、1on1erにフォローする人、フォロスラを取る人、ファーでセカンドOFの準備をする人。




OFの6人がそれぞれ役割を全うして

点を取る。





今までの得点とは比べ物にならないくらいの喜び、やってきた事がカタチになる達成感がそこにはあった。

これだと、

やりたかったOF、変えたかったOFは

こういう事だと。




それでも結果が出なかった。




リーグ戦期間中は、何でここまでしてるのに勝てないのか考えていたが、答えは簡単だったと思う。




これらの考え方は、当たり前のベースでしかなくて、その土台の上に日体らしさを積み上げる事が1番大事だったから。




どこか全員がベースが出来た事に満足して、最後は誰かがやってくれるだろうと、自分自身を信じてプレー出来なかった事がこの19OFチームの敗因だと感じている。




だが、この1年間でOFを進化させることは出来なかったが、成長する事は出来たと自信を持って言える。




自分自身を信じて、

何より仲間を信じて、

ベースの上にワクワクする日体ラクロスを見してくれ。

飛知和、敦也、期待してる。




staffについてただ一つ言えるのは、たくさんの体育会、サークルがある中で、ラクロスを選んで、プレーヤーではなくて、スタッフを選んだわけだから、もっとラクロスを知って欲しいなって思います。




そしたら選手が、いま何を求めてるのか、どういう方法だったらチームにプラスをもたらせられるのか分かると思う気がする。





個人的には、

今年は4年間の中で、日体大ラクロス部を先頭に立って背負う重圧を最も感じながら苦しくもありましたが、その分とても熱く、そして楽しく、充実感に満ち溢れた1年間でした。



間違いなく今年が1番楽しかった。

ですよね?玄さん。達郎。



初めてリーグ戦に出た時から変わった事といえば、何よりも皆んなの1点1点がとてつもなく嬉しく感じるようになった。

どんな試合での1点も、練習の中での1点も。



特にAに居た下級生達。


しゅーご、けんた、あんりょ、

何度も何度も説明に時間を費やしてきた苦労も、

君達が1点取るだけで全部が報われる気持ちになった。

有難う。



そんな気持ちに変えてくれたのは、常日頃から皆んなが

ラクロスに対しても

幹部陣のわがままに対しても

本気で取り組んでくれたお陰だと思ってます。

本当に有難う。




そして、ゆーたさん。

OFコーチを引き受けてくれて、色んな事教えてくれて、有難うございました。迷惑ばっかりかけましたけど、一緒に1年間突っ走ってきて本当に良かったって思えてます。

一言!大好きです!反省は月島で。




学生主体のラクロスだからこそ、日本一のチーム作りをできる環境の中で、突っ走ってこれたこの1年間は、本当に楽しかった。




まだまだラクロスやりたいなって思わせてくれるし、主体的に活動してきたからこそ、チームスポーツの、面白さだったり、難しさをより深く知れた。




下級生達に1番伝えたいのは、ラクロスだけじゃなくて、チームってものにとことん向き合って欲しい。特に新4年生。



まだ偉そうな事は言えないけど、向き合ったお陰で充実した1年間を過ごせたから。



向き合った上での、最高の結果を楽しみにしてます!




同期、卒業旅行で熱く語りましょう。




この1年の全部が失敗じゃない。

その中の1個1個の成功を積み重ねて、来年こそはチームの目標を達成して欲しい。




この苦しかった1年間が来年の日体にとって、

そして、これからの日体のOFにとって

あって良かったと思えるように、

突き進んで欲しい。




安藤さん、ゆーたさん!



常に前を向いて。



ですね。



文面だけでは感謝を伝えきれませんが、

4年間応援して下さった方々、

家族、同期、コーチ、他大の親友たち、

本当に有難うございました!




ラクロス有難う!

Lacrosse makes friends!


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