日頃より、日本体育大学ラクロス部に関わってくださっている亀山先生をはじめ、OBOGの皆様、保護者の皆様、1年間のご支援、ご声援をありがとうございました。
2022年シーズン主将を務めさせていただきました、4年黒田健志郎です。
引退ブログの順番が回ってきました。
はい。
引退ブログを最後まで書いて、
電車の中で添削していたら、
全ての文章が
「ん」
になってしまい、
このまま提出してやろうかと思いました。
パニックになりながら1から書き直しています。
しかもなんか一個前の稲葉のブログ盛り上がってて、(俺まだ読んでない)
謎のプレッシャーあるし、なんなん。
全然良いブログではないと思いますし、
ただ自分の思いを綴ってるだけなので、
期待なんかせずに、
お手柔らかにお願いします。笑
冗談はここまでにして、
ブログを始めて行きたいと思います。
ラクロスを始めた理由は「日本一と日本代表」になりたかったから。
1年生の頃は、毎朝誰もいない時間にグラウンドに行ってシュート打って、
練習の日も5:30にグラウンド行ってシュート打って、
オフの日も6:00ぐらいにグラウンド行ってシュート打って、
放課後は21時まで壁当てして、家帰って飯食って寝て、
また朝5:30にグラウンド行って、、、
みたいな生活を毎日していました。
別に努力してきたとか、頑張ったとかを言いたい訳ではありません。
僕の運動能力で「日本一と日本代表」を実現させるにはこのぐらいやらないと行けないと思っていたからやってました。
それが僕の当たり前でした。
でも僕は良く勘違いをされます。
「スポーツでしんどい思いをしたことない、ずっと成功してきた人」
「健志郎はラクロスが大好き」
だから頑張れるんだと。努力できるんだと。辛い思いをしてる人の気持ちは分からないんだと。
そんなこと一切ありません。
「努力」という言葉も嫌いです。ラクロスも野球ほど好きではありませんでした。
心の底から好きになれたのはほんとに最近です。
結果も出し続けてきたわけではありません。中学時代は万年補欠。ずっと声出し。高校時代も2年の秋までベンチ外でスタンド応援。
3年の春に人生初めてのレギュラー。初戦敗退。2週間後監督に干されて2か月間Cチーム。夏大2週間前にギリレギュラー復活、、。でも初戦敗退、、。
みたいな、スポーツ人生でした。
僕はスポーツをしてて、何でも上手くいく主人公キャラではありません。
運動能力が高く、すぐになんでも出来るようなキャラではありません。
だから周りより出来るようになるまでの時間がかかるし、回数が必要でした。
それを努力だの思ったことは一切ありません。
それがラクロスでは運良く、「U21日本代表」という結果がついてきてくれたに過ぎませんでした。
でも周りの捉え方は違います。
「あいつは俺たちとは違う」
「あいつは出来るけど、俺たちには出来ない」
「あいつほどラクロス好きになれない」
「あいつは、あいつは、あいつは、、、」
俺よりはるかに運動神経も良くて、能力もあって、センスもある。
そんな人たちが、「あいつは、あいつは、」って言い訳をします。
めちゃくちゃ勿体ないです。
そんな人たちが日体にはいっぱい居ます。
同じ学生です。僕に出来てみんなに出来ないことはありません。
みんなは僕より遥かに運動神経も良く、センスもあります。
僕との違いは、「やるか、やらないか」だけです。
出来るようになるまでの試行回数と思考回数が少ないだけです。
今やってると思っていること、本当に心の底からやってますか?
自分なりに頑張ってる。
では勝てません。
同じ目標を目指すライバルはめちゃくちゃ居ます。その基準の中で、やらないといけないんです。
正直、僕みたいにめちゃくちゃ練習しなくても出来ちゃうみんなを羨ましく思ったことはたくさんあります。
実際、僕よりリーグ戦で活躍している人はいっぱい居ました。(この気持ちが自分の中で足を引っ張って、主将として上手く引っ張れなかった要因にもなっていました)
だから僕はみんなが憎かった。
やれば出来るのにやらないから。
自分には出来ないと勘違いをしているから。他人や環境のせいにしてすぐに諦めてしまうから。
目標を叶えるのは、そんな簡単なことではありません。
ちょっと頑張ったからといって実現できるものではありません。
特にこのスポーツ、ラクロスにおいては凄くそう感じます。
それは日体に限ったことではなく、
ラクロスをしている後輩たちみんなに言えることだと思います。
本当に日本一になりたいなら、
結果を出したいなら、
そのぐらいやってみた方が絶対に良いと思います。
大学に入っても部活をして、
他の学生は飲んだり、遊んだり、バイトしたり、、
でも俺たちは、壁当てして、ウエイトして、シュート打って。
どうせ他の大学生と違うなら、
とことんやって、大きな目標を追っかけることがどれだけ楽しい事なのか。
引退した今だからこそ感じる事です。
こんなこと思ってても僕もしんどい時は沢山ありました。
やりたくない時も、自分に負けた時も沢山ありました。
そんな日があっても良いと思います。
そういう時は自分を「今日も頑張った」と勘違いさせるんです。
ノルマを決めていれば、
ノルマさえ達成すれば「頑張った」と思い込めます。
そのノルマは最初低くても良いんです。
「毎日サボらず練習に行く」
でも良いんです。
レベルが上がっていくにつれて、
ノルマも高くなっていければなんの問題もありません。
それが最終的には、
「壁当て1,000回やる」
とかになって行きます。
この積み重ねが自信となり、
実力となります。
僕がここまで頑張れた理由は、
ひとつだけです。
日体が日本一になった時の景色がワクワクしたからに過ぎません。
このワクワクを僕は、引退した今でも、この先も一生追っかけるのかなと思います。
ここからは主将として迎えた最後の一年を振り返りたいと思います。
ここまで苦しんだ一年は経験したことがありませんでした。
強いチームを作るために主将となりましたが、
理想と現実(チーム状況)のギャップに大きく苦しみました。
チームを日本一にさせるには、自分が信念を貫く必要があると思っていました。
強いチームはこうだ。
こうあるべきだ。
今思うとみんなに自分の意見を押し付けていただけだったのかもしれません。
独りよがりな主将だったのかも知れません。
そのせいか、
チームはなかなかまとまらず、
自分が描いているチーム像にも近づかず、
チームの輪を自分が乱しているんじゃないかと考える日もありました。
チームがまとまらない1番の原因を自分が作っているんじゃないかと考える日もありました。
練習に行きたくなくて一回サボったこともありました。
でもそんな悩みを、自分の不安を、
他人に相談すること、周りに見せることも出来ない弱い人間で、「黒田健志郎」という人間を演じ続ける事しかできませんでした。
もっと周りを頼って、
相談して、
弱いところも見せるべきでした。
今すごく後悔しているので、
同じ境遇の人がもし居たら、
周り頼った方がいいよ笑
強がるの1番ダサいから笑
はい。
なんかよくわからないブログになってきました。
僕は本当に日体大で日本一になりたかった。
ノリと勢いが最高のこのチームで、
日本一になれた時、どれほど気持ちいい事なのか、
想像しただけでワクワクしていました。
結果はリーグ全敗でしたが、
入れ替え戦ではそんなワクワクを体験できた最高の試合をする事が出来ました。
あの試合3週間前の雰囲気。やる気。
僕が思う理想のチームだったなと感じています。
最後の1ヶ月、
主将として本当にみんなに楽しませてもらったし、
このチームの主将を出来て良かったなと心の底から思っています。
ありがとう!
今では、入れ替え戦に行ったおかげで後輩たちに
「強いチーム」
がどんなチームなのか残せた、いい期間だったかなと思えています。
なので、僕たちが残したものを、また次の日体にも受け継いで行ってほしいなと思います。
今後の日体にも期待しています!
長いから書くか悩みましたが、
感謝のお言葉を。
同期
4年間ありがとう
俺を主将にしてくれてありがとう
でもみんなのせいで最後の一年は睡眠時間2ヶ月分は消えてます。
スカもやんねーし、クリアライドも見れないし、ラクロス知らないし、オフサイドするし、最後まで反抗してくるやついるし、練習ずっと来てないのにバイトは行ってるやついるし!!
そんなみんなが大好きです!
本当に迷惑かけたました。お世話になりました。
3年生
もっとチームのこと考えて欲しかったな。
4年が不甲斐ないのも知ってるし、分かってた。自分達のことを棚に上げて求めてたのも理解してる。その上でやっぱり3年生がもっと主体的になってやって欲しかったなと、ちょっっとだけね!思います笑
俺のことグラウンド外じゃ舐めまくってくるクセににいざプレーするとビビるし、
生意気ばっかだったけど、可愛かったぞ。
これからの日体はみんな次第で大きく変わります。
後輩たちと一緒に、チーム日体として、目標に向かって頑張って!!
2年生
俺が育成した代だから、やる時はやる奴らだと勝手に思ってます。
そろそろスイッチ入れような。笑
3年生が上手いから来年も試合に出られないやーと思ってる人いたら勘違いだからね?
3年生ラクロス下手だからその気になればすぐ抜かせるよ!
あと一個上が居るからって、自分のことばっかり考えてたらダメだからね。
チーム主語で物事取り組んでください!
1年生
あんまり関われなかった人たちがほとんどだけど、入部してきて本当は憧れを持つはずの4年生がこんな結果で申し訳なかったね。
今はまだ結果出てないけど、よく壁当てとかしてて、頑張れてると思う。
あとは結果出るまで我慢だな!
2年生と3年生のケツに火つけてやってください。
コーチの方々
まとめてすいません。。
本当にお世話になりました。
迷惑もかけまくりました。
無理もいいました。
今年はすごく悩ませてしまったと思います。
でも全部答えてくれて、最高のコーチ陣で、心強かったです。
これからも僕はラクロスを続けていきます。
皆さんを抜かせるように頑張ります!
最後に両親
ここまで22年間3人兄妹の中で1番迷惑かけたと思います。
でも1番応援してくれて、1番理解してくれて、本当に幸せでした。
2人の息子で本当に良かった。
将来はそんな家族を自分が作りたいなって密かに思っています。
親父は、俺に絶対野球続けて欲しかったよな。ラクロスするって言った時の悲しそうな返事今でも覚えてる。
それが逆に、ラクロス頑張らないとな!って思えたキッカケでもあった。
1年もすれば親父がラクロスにハマっててめっちゃ嬉しかったです。
今では戦術まで理解し出して、試合中にDFの守り方を変えたのを気付いていた時はびっくりしました。
これからも、親父が居酒屋で自慢できる息子で居られるように結果出していきます!
母さんは、本当に俺の選択に否定しないでいてくれて応援してくれて、感謝しかありません。
過保護なところもあり、LINE返信しない時もあったけど、実はめっちゃ嬉しかったし、守られてる感凄かったです。
何回もお金要求してすいません。バイトもしなくてすいません。親孝行も出来なくてすいません。
u21のw杯をアイルランドまで見にきてくれた時は本当に嬉しかった!
これからも迷惑かけるし、お金も要求していくかも?知れませんが、死ぬまで可愛がってください。
ここまで読んでくれている人いるのかな?
本当に最後。
僕はまだ日体が日本一になる夢を諦めていません。
必ず実現したいと思っています。
コーチとして関わるとかはないですが、
1人のOBとして、今まで自分が受けてきた恩恵を後輩たちに注ぎたいと思っています。
これからも一生、日体が日本一になる瞬間を追っかけていきます。
それが今後の僕の夢です。
長くなりました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。