日頃より日本体育大学男子ラクロス部をご支援、ご声援いただきありがとうございます。
'24NITTAIの最前で走り続けてくれた4年生の最後のブログになります。
"誇り"を胸に、沢山の姿を見せてくれました。
ぜひ読んでいただけたらと思います!
本日はAT#22 兼 #AS 井田圭佑です!
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4年 井田圭佑です。
まず、この場をお借りして日本体育大学ラクロス部を応援してくださった皆様に感謝申し上げます。
皆様のおかげで今年1年間も走り切ることが出来ました。
改めて心から感謝申し上げますと共に、今後の日本体育大学ラクロス部も温かく見守っていただけますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
引退してからもアラームをかけずとも始発に間に合う時間に目が覚めてしまいます。
もう焦りながら着替えて、ギリギリの時間に家を出て始発に乗ることもしばらくは無いのかと安堵した後、それ以上に慶應に負けたあの日のことを思い出し、悔しくなってふて寝してしまう日々を過ごしています。
そんな中で書くブログは稚拙でまとまりの無いものかもしれませんが、4年間を振り返って書いてみます。是非読んでいただければと思います。
入部の理由はよくあるもので、体験会に行った際にラクロス部の常套文句であろう、「週5の朝練だけで、午後の時間は自分の好きなことに使える」「スタートラインは一緒で代表選手にもなれる」よく覚えてはいませんがこの言葉たちに惹かれて入部しました。
入部当初は練習についていくことに必死で毎日があっという間に過ぎていました。
フレキャンは、プレーで貢献して手にした唯一の優勝であり、私のラクロス人生において色濃く残っている大会です。初めての大会で、同期や育成コーチと一体となって掴み取った優勝は、それまでのスポーツ人生で優勝を経験したことがなかった私にとって、なおさら特別な瞬間でした。同時に4年になってこの仲間達と全日本選手権を優勝したらどれほど嬉しいのだろうと思ったし、絶対に叶えられるとも思いました。
最初1年こそは順風満帆であったものの、2年生になってからはうまくいかないことの方が多かったように感じます。あすなろの結果も3位と振るわず、TOPチームの練習に入る同期を横目にIMPACTチームでA端で基礎練多めのメニューをこなす日々、腰の怪我の影響もありBリーグには2試合しか出れませんでした。
両足攣った一橋戦とBリーグ敗退が決まった立教戦。
どちらもフルで出してもらったのになにもできず、立教戦の後は気丈に振る舞う旭穂さんに申し訳なくて泣かずにはいられませんでした。泣けるくらい練習もしてないのに。
個人的にこのBリーグがラクロス人生のターニングポイントのひとつになったと思ってます。
壁打ちの回数も練習動画の保存量もこの頃から急に増えました。ストレージパンパンです。
22シーズンも終わり、23シーズンが始まる頃のTI分けはIMPACTでしたが、つま恋や練習試合を通して、正直かなり実力の向上を感じていましたし、得点という形で結果も出ていました。多分最近調子良いってずっと言ってました。
IMPACTチームで出場することになったSPリーグ2戦目の前日練習、明日の試合で結果出して絶対TOP上がるぞって考えてました。
誰かと接触した訳でもありませんでした。芝は小雨で濡れていて少し滑りやすかったかもしれません。膝から鈍い音がして気付いたら仰向けになってました。前十字靭帯断裂。
全治8~10ヶ月と聞いて受け入れるのは思ったより早かったです。というか納得したつもりで目を逸らし続けていました。
個人的に最悪な形で始まった23シーズンでした。
手術を終えてリハビリをしに部活に行き始めた頃、IMPACTコーチの井村さんからIMPACTチームのリーダーを務めて欲しいとお話がありました。大人数をまとめるような役職についたことはありませんでしたが、自分が復帰した時に当時4年生の直輝さん、旭さん、友希さんとプレーできる場所が欲しいという浅はかな考えからIMPACTリーダーを引き受けました。
それまで自分のことだけを考えていた "いちプレーヤー"でしたが、リーダーという立場についたことで、初めてチームの視点で物事を考えるようになったように感じます。
リーダーになってからは苦悩の方が多かったです。Bリーグ優勝という目標をみんなで決めて掲げているのに行動してくれない人がなぜいるんだろうって思ってました。勝手にやる気がないんだなって決めつけてました。
今思えばプレーができない苛立ちから周りのことが全く見えていなかったのだと思います。
当たり前ですが、一人一人違う考え、価値観、基準を持っています。
それに気づくのが少し遅かったです。
プレーで周りを引っ張ることはできなかったので、一人一人の意見や考えを聞き、理解し、そのうえで自分の素直な気持ちを相手に伝える。ひたすらにこれを続けました。
結果はファイナル4で敗れた後、3位決定戦で勝利しBリーグ3位。
最高の結果とは言えませんでしたが
23IMPACTチームは私にとって最高のチームでした。
23TOPチームにも素晴らしい景色を見せてもらいました。「全学優勝、全日本選手権準優勝」
全学優勝したとき、絶対に来年も全日本選手権の舞台にプレーヤーとして立つんだと心から思ったことを覚えています。
23シーズン全日本選手権の少し前のクリスマスに前十字靭帯が再断裂してしまいました。
膝が抜けるような感覚、受傷後周りの人達には大丈夫だと思うって言ってましたが、感覚で分かってました。あー、またやったなって。
TRの皆様本当に申し訳ないです。
許可も出されてないのに強行突破して試合に出ました。
焦ってました。
年明けの練習は貴也さんに会うのが怖すぎて練習をサボりました。ごめんなさい。
手術が終わりグラウンドに戻ると24シーズンの新チームが発足されておりTI分けも終わっていました。
残り1年プレーできるかも分からない中、何か自分にできることは無いか、何かこの部に残せるものは無いかと模索している時に決起ブログでも書いた通り、HCの駿太さんからお話をいただき、リハビリを続け選手復帰を目指しながらAS(アナライジングスタッフ)として活動することになりました。
AS組織を確立するための話し合いの中で印象に残っていることがあります。
定量的と定性的のお話です。
数値化されたデータを材料とし客観的評価を行うことを「定量的」といい、一方、数値では表現できない事象について主観的評価を下すことを「定性的」と呼びます。
日体はこれまで定性的なスカウティングが主でした。この話を聞いたとき、日体の伸び代は定量的な考えだと感じました。
美咲と試行錯誤を重ねて約半年ASとして活動してきて、スカウティング資料はともかく定量的な考えを選手たちに試合前に落とすことができるようになったことは良かったなと感じています。試合中にもゴーリースカで定量的に出したコースをあのコース狙おうという声になって聞こえてくることが嬉しかったです。ASの活動を通じて、日体大ラクロス部の新しい可能性を感じることができました。
来年以降もASの出してくれたスカウティングをしっかり参考にしてプレーしてください。
ASは選手に勝てる方法をアップデートして提供し続けてください。
今年のリーグ戦期間中は全試合必ず勝てるって思ってました。試合中もなんとなく負ける気はしてませんでした。それだけ準備してきた自信がありました。
慶応戦に負けた時は悔しくてたまらなかったです。
それ以上にこのメンバーとラクロスができないのかと思うと涙が溢れていました。
でもやっぱり結果は結果です。
リーグ戦ブロック3位。
後悔はしていませんが大好きな人達ともっともっとラクロスを一緒にしていたかったです。
長々と書いてしまいました。
結局、日体大ラクロス部に入って何を得たのかという問いには、"仲間"だと答えるでしょう。
私は臆病な性格なので、これまで人にはできるだけ綺麗な感情だけしか見せないように生きてきました。しかし、日体大ラクロス部に入って皆に出会って弱い自分も受け入れてくれる存在を見つけられたことで心が軽くなって、自分の思うように発信や行動をしてもいいんだなと思えるようになりました。
ここからはお世話になった方々へメッセージです。
恒例の流れ過ぎてなんか嫌ですが書かせてもらいました。長いですが、自分かな?ってところがあったら是非読んでください。
駿太さん
多分覚えてないと思いますが、2回目の断裂の前に「いだけいが復帰してくれたら未知数の力がプラスされるから来年楽しみだな」みたいなニュアンスのことを言ってくださってめちゃくちゃ嬉しかったです。ラスト1年選手としてはプレー出来ませんでしたが、ASという可能性を見出してくださってありがとうございました。悔いなくやり切ることができました。
コーチ陣
今年は去年よりも話せる機会が多かったように感じてます!欲を言えば一緒にプレーしたかったですし、自分のプレーを見ていただきたかったです。日体いっぱい行くのでパスキャしてください!
しゅーとさん
土日の朝練毎回楽しみにしてました。
グラウンドの方を見ながら趣味9:1ラクロス くらいの割合でお話してましたね。
これからもよろしくお願いします!
井村さん
前十字再断裂したとき直ぐに電話してくださってありがとうございます。Bリーグで一緒にコーチボックスに入って声出したことも、今年のリーグ戦中毎試合グータッチしに来てくれたことも全部嬉しかったです。
たくさんお世話になりました。美味しい海鮮連れていってください。
てるさん
ずっと憧れでした。
これからも仲良くしてください!!!
同期
君たちとクラブハウスでしょーもない会話をしてるときが1番心安らぐ瞬間でした。
一緒にプレーしたいとか、プレー見たいよって言ってくれてありがとう。頑張ろうって思えました。
スパン長くなってもいいから定期的に会おうね。
後輩
お別れはいつやって来ても寂しいものに変わりないので、別れの辛さより出会えたことへの感謝に目を向けてみんなの未来を思いっきり応援してます。
学校で会ったら声かけてね!!
寺内
リーグ戦中のハーフとかに選手の方がいいはずなのにショット打ってくださいって言ってくれてありがとう。防具つけて一緒にプレーすることはできなかったけど、ショット打ってるときリーグ戦の舞台に立てたんだって勝手に実感湧いてて嬉しかったです。来年いっぱいセーブしてるとこ見に行くね。
スタッフ陣
ASとしてスコアでボックスに入ることでスタッフの枠が減っていたにも関わらず、受け入れてくれてありがとう。不満やストレスもあったと思います。みんなが練習中スコアとってくれたり、ボックスで指示くれたりと沢山助けられました。みんなが活躍してる姿見に行きます!
怪我人
怪我をしないのが1番ですが、ラクロスをしている以上怪我は付きものだと思います。怪我をしているときチームに対してどんな貢献の仕方ができるのか、どんな発信ができるのか、誰にでもできることだろうと、誰にでもできる範疇を超えて最後まで諦めず勝ちに貢献してください。
両親
16年間スポーツやらせてくれてありがとう。
休みの日で寝ている中イライラしながら出ていったり、集金日の前日になってお金せびったり、沢山迷惑かけました。
怪我をしてから試合を見に来て欲しいって言い始めたから、多分ユニフォーム着て試合してるとこ見たことないよね。唯一の後悔です。1.2年の時変な意地はらずに誘っておけばよかった〜
それでも3.4年の時は選手として出場することもないのにほぼ全試合見に来てくれてありがとう。
迷惑かけてきた分恩返しできるように遅いかもしれませんが頑張ります、、
あと少しだけ支援お願いします。
長くなりましたごめんなさい!
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
これで引退ブログ終わりです!
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
4年生の方々のこれからの未来が、より色鮮やかなものとなりますよう部員一同応援しています。
たまに顔みせにきてくれると嬉しいです!
このチームに関わってくださっている全ての方々へ
新しいシーズンがもうすぐ始まろうとしています。
今後とも応援のほどよろしくお願いいたします!