今年度、TOPチームのアシスタントコーチをしております、黒田健志郎です。
昨年からコーチを始めて2年目になりますが、
結果がすべてと言われるこの世界で、本当に大事な事は何なのか、考える事が多くなりました。
結果が大事なのか、過程が大事なのか。
日本一を取れたら良い、
ラクロスが上手くなればそれで良い。
当然ですが、そのような事は一切思わないし、
だからこそ「スローガンの体現、ビジョンの実現」に目を向ける事が大切だと感じています。
では、日本一が達成出来なかったとしても、
頑張ってさえいれば良いのか?
そのような人はいない筈で、
誰しも全員が、結果を出そうと必死になり、汗を流し、心を削り、脳みそを使う。
己の能力の低さに悲観的になり、目標とのギャップに苦しみを味わう。
時に、結果を出し評価されたと思うと、また他のライバルに抜かされる。
怪我や体調不良、実習でチームから離れると、
自分が持っていたポジションがなくなっている事だって当たり前にある。
勝負の世界とは、外から見れば美しく、華やかで、かっこいい世界に見えているかも知れませんが、
実際はそんな一言で表せるほど綺麗なものではなく、
汚く、泥臭く、時にはグロい世界です。
そんな世界で、'25NITTAIは
1人1人がチームスローガン、ビジョンにどう価値を生み出せるのか、
他者を高める事が出来るのか、
選手、スタッフ、コーチが日々奮闘している組織です。
学生は無我夢中に取り組み、不器用ながらに試行錯誤を繰り返し、時にはコーチに叱咤激励を受けながらもスローガンの体現、ビジョンの実現に精進する。
我々コーチは、キッカケを与えながら学生の変化に目を澄ませ、学生の成長を伴走し、
結果を直接プレゼントすることは出来ないからこそ悩み、最後は学生を信じる。
どれだけ辛く、苦しい思いをしていたとしても、
チームを代表してボックスに入れるのは結果を出した26人。
関東を代表して全国大会に出場出来るのは2校。
そして、日本一になれるのは1校。
コーチとして全員をボックスに入れてあげる事も出来ないし、結果を与える事も出来ない。
この4年間で望んだ結果を全員が出すことはできない。
ただ、結果を出そうと必死になれた人間は強いし、そこにこそ人間的成長のキッカケがあると思います。
必ずどこかでこの4年間が正解となる日が来ると信じています。
日本体育大学ラクロス部に没頭した4年生の4年間に最大のリスペクトを持ち、
日本一まで進みます。
アシスタントコーチ 黒田 健志郎
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【試合告知】
〈TOP〉FINAL4
10/19(日) vs早稲田大学 15:30F.O.
@大井メインピッチ
勝てば全国
負ければ25シーズン終了
命を賭けた戦いまで残り3日。
ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします。