日頃より、日本体育大学ラクロス部を応援してくださる皆さま、沢山のご支援ご声援をありがとうございます。
4年MGの金山陽菜です。
先日行われたFINAL4vs早稲田大学をもちまして、25日体での活動が終了となりました。
足元の悪い中、会場までお越しくださった皆様さま。
都合が合わず来ることは出来なくても、配信などで見守ってくださった皆さま。
そして、試合が円滑に進むよう会場運営でお力添えくださった皆さま。
沢山の方々が関わってくれたからこそのあの景色だと私は思います。
みなさんの目にはあの日の日体はどのように映っていたのでしょうか。
フィールドで闘う26人+スタッフコーチ12人だけでなく、スタンドの最前線で盛り上げてくれるスタンドメンバー+コーチの方々全員で闘う日体はどれだけの人々に感動と勇気を与えることが出来たでしょうか。
もちろん勝負の世界では結果が全てです。
ですが、今年の日体はただの"勝利"を求め続けるのではなく、それ以上に「日体にしか創れない景色」にこだわり、勝利だけでは見ることが出来ないそれ以上の"価値"を見出すことが出来たのではないでしょうか。
少しでも多くの人の記憶に残るような、
ラクロスを好きな人も、初めて見る人も、誰しもを魅了してしまうようなチームになれていたら嬉しい限りです。
また、まだまだ日体の歴史は続いていきます。
きっと後輩たちが歴史的快挙を更新し続けてくれると信じて、変わらぬご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。
余談が長くなってしまいましたが、それくらい伝えたい想いがいっぱいあります。
まだまだ続く引退ブログリレー、ぜひ楽しんで読んでいただけたら幸いです。
それでは、スタート。
冒頭の方で少し自己紹介させていただきましたが、
約3年間に渡り広報/ブログを担当させていただきました、4年MGの金山陽菜です。
引退ブログの内容は、感謝を伝えたりとかが普通なのかもしれないけど、感謝はもうそれなりに伝えたので、誰かが壁にぶち当たった時にこのブログを読んで立ち返れるような、何か前向きになれるような、、、
私らしくそんな内容に出来たらいいなーと書きながら考えています。
長くなりますがどうぞお付き合いください。
1年生の秋、リーグ戦全敗で入れ替え戦をむかえた22日体の最後の試合を観て、私は単純にラクロスをやってる先輩たちがかっこよくてかっこよくて仕方なかった。
完全に魅了されていた。
もちろん先輩たち含め誰も望んで入れ替え戦にいった訳ではないことは分かってはいるけど、あの入れ替え戦がなかったら多分私は今までラクロス部を続けられていなかったと思う。
今でも覚えている。
入れ替え戦が決まってから、「やり切ること」を決めてその日にむけて我武者羅に走り続け、毎週のようにある平日朝とナイター外部での2部練、1年生やスタッフのみんなと入れ替え戦当日に向けて応援うちわを作ったり歌詞ボードを作成したり大きなダルマのお守りを一緒に作った日々、目に見えない組織の士気を最大限上げるためにチームのメンバーに向けてノートを更新し続けた駿太さん(現HC)と光さん('22副主将#3)、毎日全体グループで流れてくる主将健志郎さんの壁当て報告LINEなどなど。
今となっては当たり前になっているかもしれない数々が、入部してから入れ替え戦という結果に至るまで見たことがなかったもので溢れていた。(もちろん自主練とかこの頃も変わらずにみんなしていたからかなり美化されているかもだけど)
当時の自分は、入れ替え戦というものがあるまでは正直なにが起こっているのかよく分かってなかったし分かろうともしていなかったけど、入れ替え戦に向けて全体でやったMTGを境に、
「先輩たちこんなに頑張っててすごい」とか、「ここまでやってるんだから負けるはずがない」そう思って過ごしてた。
こんなにも頑張っている人たちがいる
このチームは勝つべくして勝つんだ
入れ替え戦当日そんな気持ちでいっぱいで、誇らしくて仕方なかった。
実際、先制点は成蹊大学だったけれど、どんどん決まっていくシュートを見て、胸のワクワクが止まらなかったし、観ている周りの人が魅了されていくのをみて「すごいでしょ、うちのチーム」って言いたくなった。
これがブログを始めたいと思ったきっかけ。
日体の内部じゃない人に、みんなの頑張りを知ってほしいっていう想いからブログやりたいなって思って始めてみた。(実は初めて駿太さんにLINEしたのもこの話。)
そして、23日体では、上記で記載した「すごいなー」と見ていた景色がだんだんと"当たり前"のものになっていった。
続けていかなかったらどんなに頑張っても当たり前にはならない。
そういう当たり前の積み重ねがきっと「日本一」という結果で表れたんだと思う。
シンプルにすごい。
22日体から23日体に引き継がれていった文化
それを24.25...と引き継いでいって、
そういう背景とかみんなの姿とか、誰も伝えていかなかったら消えていってしまうものたちを掬いあげて継承していくことがブログを担当する役割であって、使命だと思って続けてきた。
言葉にする機会が少ない人たちでもこういう企画があったら自然と言葉にして想いを伝えることが出来るし、周りもその言葉を受けて"よし、頑張ろう"ってきっとパワーになる。
きっと私はそういう"想い"で溢れるチームにしたかったんだと思う。
自分がプレー以外の場所で、勝ちに携われる1つの手段だと思ったから。
この4年間を通して感じたことがある。
"当たり前"とはどのようなものなのか。
"当たり前"とは、それを築き上げるために誰かが努力を重ねてきた証である。
私たち4年生はいたいほど分かると思う。
今ある当たり前は1年生の頃の自分達にとって当然のようにある当たり前の世界だったのか。
例えば、、、
リーグ戦などで備品車が出ること。
練習に誰かしらコーチが来てくれること。
スタッフの悩みや不満、やりたいと思ったことに耳を傾け、情報をキャッチアップしてくれる人がいてくれること。
1年生の自主練(ウエイト,壁当て,ランetc)の報告メッセージに毎回毎回欠かさずにリアクションをしてくれるコーチがいること。
会場まで足を運んで観に来てくれる人がいること。
そもそも1部の舞台で戦う権利があること。
私たちは、この"当たり前"の背景を語り継いでいき、
その行動の背景にはどんな想いが込められているのか、未来へ繋いでいかないといけない。
1部の舞台で戦う難しさも、
日本一をとるための基準も、
同じ3勝2敗でも上へと上がることが出来ないチームもあるということも、
そして、
価値の創造だけでは勝ち進んでいけないということも。
そういう過去から繋がれてきた想いを背負って戦った先に、"当たり前"があることの重みを感じるのだろう。
ここでスタッフへ。
ここまで色んなことを書いてみたけど、
みんなにも25シーズンのFINAL4が何かのきっかけとか、原動力になっていたらいいなと思います。
実際に、スタッフにはすごく響いた試合だったんじゃないかなって勝手に思っているんだけどどうだろう??
このブログを書くにあたってみんなにどんなことを書こうかなと考えていたら、久しぶりにこの記事を見つけました。
これは、私が1年生の時に駿太さんが当時TRリーダーだったななこさんに共有してくれて、ななこさんがスタッフのグループに共有してくれたもの。
http://atrae.co.jp/memberblog/2022/10/24/mission/
「サポートってなんだろう。
スタッフってなんだろう。
日本一に貢献するための仕事って何をしたらいいんだろう。
まずはそうやって今自分のやっている活動に対して全員が興味を持って、疑問を持って、向き合おうとすることが大切だと思います。
どんなに小さなことでもいいから一人一人が自分に課せられたミッションは何かを意識することで日々のタスク(業務)にも新しい価値や視点を見い出せたり、そもそものスタッフ活動にも活力を見出せるようになると思う。」
当時、ななこさんがこのように言っていて自分にはあまり良く分からず、でも考えないとと思って思い浮かんだのが「選手が見やすい動画を撮ること」でした。笑
今の自分が振り返ると全然これもタスクで、今シーズン特に悩まされたHOW思考の表れです笑
あの頃1番下手くそだった自信があるくらい全然試合動画が撮れてなかった私はこれを掲げて、苦手なビデオを何回も練習して、健志郎さんと真衣さん('23 スタッフリーダー)に見てアドバイスをもらったり、練習のビデオだったら僚悟(#21)とか海南未(#7)とかきいち(#9)にどういうビデオが見やすいのかとか、選手がいつも見てるところとかをLINEしたり、、、
考え方的にはタスク思考だし、昔も今も変わらないHOWから考えてしまっていることだと思うんだけど、こういうところからちょっとずつ自分の中での"こだわり"が表れていったんだなーと思います。
グラウンド回しもこだわりが強い方だと思ってるけど、私の中での最終的な大きなこだわりはやっぱり広報かな。
広報をやる上での私のミッションは、
「日体がラクロス界最速でかっこいい画像を届けること」
きっとこのこだわりはまだまだ続くみんなが引き継いでくれるはず。
そうやって、自分の中での小さなこだわりがだんだんと大きくなって、それがやがてチームのこだわりになって、チームのこだわりを自分のこだわりとして大切にしようとして、、、
今シーズンのFINAL4を経験した今のスタッフのみんなだったらきっと分かると思う。
この記事の内容も、私が伝えたい意味も。
「どこにいても輝けるスタッフ組織」
自分はプレーに携われないから
自分は点を決められないから
本当にそうだったのか。
あの試合を経験したみんなだったらきっとそんな風にはもう思わないはず。
チームのビジョンを体現するために、自分たちには何が出来るのかを考えて、想像して、こだわりをもって、形に移して、、、
そうやって頑張ることの楽しさややりがい、貢献の仕方をみんなは見つけられたと思う。
FINAL4に向かうまでのあの数ヶ月間が本当に濃くて濃くて濃くて、今まで味わったことのないような特別な空間だった。
ラスト1週間は、スタッフのみんなや残ってくれてた選手、駿太さんやしゅうとさん、凜さんとかと作業しながら、今までの4年間が走馬灯のようにぶわあーーーって流れていって、私たちが成し遂げようとしていることって本当に果てしなく凄いことなんだと実感したし、これが日体の基準(当たり前)になるんだって思ってとてもワクワクした。
みんなにはこの感情を忘れないでほしい。
この先、どんなに大変なことがあったとしても、「なぜそれを成し遂げようとしているのか」「見たい景色/創り上げたい景色は何なのか」を問い続ければ絶対に大丈夫。
乗り越える力も、それを支えてくれる仲間もいる。
だからこそ、どんどん未来に繋いでいってほしいです。
価値創造の楽しさや大変さ、それを乗り越えた先に見える景色をぜひ未来に継承していってください。
いつでもお話聞くので連絡待ってます^_^
大好きだよみんな
(ブログ興味ある人特に連絡まってます)
最後に同期へ。
4年間、一緒に頑張らせてくれてありがとう。
1年目。
本当に勝てなくてただただ弱くて、育成失敗代とも呼ばれて、笑
でもみんなとたわいもない話をしてる時間が楽しくて、っていう日々。
2年目。
TOPチームに招集されていく仲間と、Impactで活躍する仲間。それぞれで活躍してくれる姿が嬉しくて愛おしくてたまらなかった。
でも全学決勝で撮った集合写真、私と寺内だけはぶかれててすごく悲しかった。。。
3年目。
気づいたら同期の数よりも下の代の方が試合出てるの多くない、、??って数数えて悲しくなったりもした。笑
4年目。
やっとここまできた。
どうなることかと思っていたシーズン当初、蓋開けてみたらうちららしい景色が見れた。
悔しいことに勝ちには及ばなかった。だけど、いい意味でいろんな人たちの期待を上回るくらいの成果だったんじゃない??
スタメンで名前が呼ばれる同期の姿も、試合中いっぱい活躍してる同期の姿も、背中越しに聞こえた最前線で応援してくれている同期の声も、隣でグータッチ出来る同期の姿も、全部全部嬉しくてたまらなかった。
3Qはじまり、試合の途中、後ろから聞こえてくる寺内の応援歌。鳥肌やばくて泣きそうだった。
試合終了してから挨拶終わって青色に染まったスタンド一面に響き渡る寺内の応援歌聞いてさらに泣いた。
みんなで作り上げてきたチームってこんなに素敵なものだったんだって。
幸せだった。
"ここまでやったから"ってやりきった気持ちでいっぱいだった。後悔はない。
「僕は今日試合には出れませんが、みんなのために全力で応援して、パワーを届けます!
どんな状況になっても上を向いていきましょう。そして何より楽しんでください!
頑張りましょう笑」
当日の朝、学年LINEに送られてきた文章と、
後日送られてきた写真を見返して、最前線で応援してくれている未来とのりたかの姿を見つけたのが何よりも嬉しかったかも。
他にも色々書きたいことはあるけど、
みんなの個性が出てて、みんならしいスタイルで、前を走るみんなと並走出来てとっても楽しかった。
ありがとう。来世では絶対に勝とう。
初っ端からほんっとうに長くてごめんなさい、、!!
こんな感じで、まだまだ個性豊かなメンバーのブログは続いていくので、楽しみにしていてください!
私の4年間、引退ブログはこれにて終わり!!
4年間本当に沢山の方々、お世話になりました!!!