みんなで戦いたい。
みんなで勝利したい。
この2つが、この1年間。僕にとっての原動力であり、日体大男子ラクロス部で共に戦い続ける意味でした。
試合に出れない。
すなわち、華麗なショットで点を取ることもできない。力強いDFでボールを奪うこともできない。フィールド上で選手のサポートをすることもできない。
葛藤の日々が続き、自分の存在意義がわからなくなることもあった。選手を継続するのか、スタッフとしてサポートに回るのか。そんなジレンマに陥っていた時期もあった。
そんな状況の中、僕を救ってくれたのは、
「HERO」
この言葉だった。
チーム一人ひとりが主人公であり、それぞれの個性や役割がチームのプラスを生む。
この言葉を信じてがむしゃらに突き進んできた結果、微量ではありますが、僕がやりたかったことが少しずつ形になってきた。そんな気がしています。
前置きが長くなりました。
3年生 村上翼です。
いよいよ明後日、11月26日 14:00
僕たちが命をかけて掴もうとしてきた「日本一」を決める試合が始まります。
この舞台に来るまでには、膨大な量の努力。
そして、沢山の方々のご支援、ご声援がありました。
今までの積み重ねを信じて。
日体大ラクロス部に関わる全ての方々への感謝。リスペクトを持って。
全員が日本一の栄光に向かって、力強く戦う。
そんな試合にしましょう。
命をかけて、全身全霊で1試合戦い抜きましょう。
俺らならできるよ。
ここからは、リーグ戦にかける僕の思いを今までのストーリーと共に綴らせてください。
この1年間いや、3年間。沢山の人たちに支えられて今の僕があると思ってます。
入部時期が半年遅れた中、快く入部を歓迎してくれた部員の皆。そして、僕のことを特に気にかけてくれた、今では大活躍の3年生FO。
僕が伸び悩んでいた時、たくさんのアドバイスをくれたDF陣。特に、親身になって相談を聞いてくれた冷酷3年生DFとお父さん4年G。
僕の原因不明で意味のわからない怪我に対して寄り添い、今ではいつ見ても全力でチームをサポートしてくれている生意気TR。これは僕の後輩。
僕が葛藤と戦っている時や悩んでいる時。たくさんの前向きな言葉をかけてくれたコーチ陣の方々とキャプテン。そしてスタッフリーダー。今でも的確な助言をくれたり、僕を後押ししてサポートしてくださっています。
この一つ一つには、伝えきれない感謝があります。
こんな一つ一つの経験やストーリーが、今の僕を形成する1つの要因であり、僕が仲間と共に戦いたいと思う意味です。
今までのストーリーがあるから
みんなと戦いたいんです。
みんなと日本一になりたいんです。
そして、このチームの中のほとんどの人は、それぞれ悩みや葛藤があるかと思います。戦うことから逃げ出したくなったり、なぜうまくいかないんだと怒りの感情が芽生えることもあると思います。
ですが、
戦うことをやめないでほしい。
戦うことを恐れないでほしい。
そして、
そんな時、この言葉を思い出してほしい。
「辛いことも自分のストーリーに変えろ」
これは、あるコーチから電話で言われた言葉です。
私事ではありますが、僕自身も最近、なにもかもやめたくなるような出来事がありました。そんな時、その現状を打破してくれたのがこの言葉です。
最初は、正直この言葉を理解することはできませんでした。ですが、自分なりに意味を噛み砕き、日本一に向けての力に変換し、ただひたすらにチームのことだけを考え、ラクロスに没頭しました。
そして迎えたFINAL 4。
サドンデスまで持ち越された激戦の末、勝利を勝ち取ることができました。
あの時の光景は今でも鮮明に焼き付いている。
涙が溢れた。感情が爆発した。
同時に、辛い経験もあの瞬間、人生1といっても過言ではないストーリーに変わった。
もう一度言います。
戦うことをやめないで下さい。
自分を信じて、今できること全てを全うしてみて下さい。
それがいずれ、それぞれの人生のストーリーに変わります。
だいぶ話が脱線してしまいましたが、
僕は、色んな感情を持った皆が1つの目標に向かい、共に戦い抜いた先の勝利に1番の価値があると思っています。
日本で1番価値のある優勝にするために、1試合全力で戦い抜こう。
やってやろうぜ決勝戦。
最後に、僕は面と向かって言いたいことや感謝を表現することが苦手なので、この場をお借りして綴らせてください。
ともひろ、まいへ
ここまで来れたのは、これまでの部員一人一人への気配りや、チーム作りがあってのことだと思ってます。本当にありがとう。
明後日、2人含め四年生を引退させるわけにはいかないので、死ぬ気で勝利をもぎ取りに行きます。後悔ないように全力で戦い抜きます。
絶対学生日本一とって、浜スタ行って、日本で1番のチームになって2人のこと胴上げします。
勝つよ。
3年生へ
ついにここまで来たね。僕が頑張れてるのも同期の存在が本当に大きい。そろいにそろってアホだし、くだらない会話がほとんどだけど、やる時はやる人間ばかりで、目つきが変わる時の姿が本当に大好きです。
けど、4年生勝たせることが今1番の使命だよ。絶対勝とう。死にそうになるくらいやりきろう。必ず日本一取ろうな
コーチの方々へ
先ほど文中でも綴りましたが、今の僕があるのはコーチの方々のおかげでもあります。
本当にありがとうございます。
様々な場面で僕を支えてくださり、成長の場を与えてくれるコーチ陣が僕は大好きです。
四年生と同じく、明後日23nittaiを解散させるわけにはいきません。
共に戦い抜き、優勝を勝ち取り、爆発させた感情を共有しましょう。
黄色クリースへ
本当に君の支えなしではここまで来れなかった。どっかで折れて、全てを投げ出してたと思う。どんな時も親身に寄り添って話を聞いてくれるお前が少しだけ好きです。
もう少しだけ、真面目に感謝の気持ちを綴ろうと思ったけど、らしくもないのでそれは全日優勝後にお預けで。
俺たちは歴史を変えるスタンドで全力で後押しすることを約束する。だから、10点くらいはとってきてくださいね。みんなあゆとの活躍期待してるよ。必ず優勝しよう
保護者.OBGの方々へ
毎試合、たくさんのご声援を送っていただきありがとうございます。部員一同心より感謝しています。
ついに、決勝の舞台まで来ることができました。ここに至るまで、皆様の応援なしではたどり着くことができなかった舞台です。試合をするたびに、日体はone teamだなと感じます。
本当にありがとうございます。
そして、決勝の舞台で勝利を勝ち取るにも、皆様のご声援が必要です。
日体大に関わる全ての方々で勝利を掴み、喜びを共有しましょう。
僕はこのチームが大好きです。できるなら、あと10年くらい一緒にラクロスをしていたいですが、それは叶いそうにもないので、「1月まで」必ずみんなでラクロスやろう。
11月26日、今年1番の「HERO」になろう。
#3年生 村上翼
次の試合は、
11/26(日) 全学決勝戦 vs法政 14:00F.O.
@たけびしスタジアム京都
になります。
ついに学生決勝の舞台まで辿り着きました。
日本一まであと一歩。
一緒に優勝の瞬間を体感しましょう!!!
これからも熱いご支援ご声援をよろしくお願いいたします。