日頃より日本体育大学男子ラクロス部の活動にご支援、ご声援をいただきありがとうございます。
「HERO」を掲げ
日本一をひたすらに目指し続けた'23シーズン。
ここからはチームの主力として闘い続けてくれたかっこいいHERO達の最後のブログになります。
ぜひご覧ください。
__________
日頃より、日本体育大学ラクロス部に関わって下さっている亀山先生をはじめ、OBOGの皆様、保護者の皆様、1年間のご支援、ご声援をありがとうございました。
背番号8番の門脇凜です。
全日が終わって1週間が経ちました。正直な感想として、めちゃくちゃ寂しいです。そして引退してから1週間しか経っていないのに、身体が細くなりすぎているような気がします。もともとでした。すみません。
さて、ついにラストの引退ブログですが、長く拙い文章ですので、どうか暖かい目で読んで頂けたれと思います。
早速ですが、このブログを読んでいる他大学の皆様に質問があります。
日体大背番号8番門脇凜をご存じでしょうか。
日体の試合を見て下さった方は8番という背番号を見ることが多かったと思いますが、名前を覚えてもらえるようなインパクト、つまり「脅威」が僕には足りなかったのだと思います。
この「脅威」という言葉が呪いのように、全日までの3か月間は頭の中にありました。
10月15日のfinal4が終わり、11月5日の関東finalが始まる1週間前のグリズリーズとの練習試合で、「このチームのOF陣はMFの脅威が足りない」とOFリーダーである壮太郎に言われました。
入部して初めての公式戦だった1年生大会からずっと、僕はOFの起点の役割を担っており、点を決めることよりも、相手を自分に集中させ、他の誰かに点を決めさせることを意識してラクロスをしてきました。
実際、このプレースタイルでBリーグは優勝できたし、リーグ戦でも戦えてはいたと思っていたので、これでいいと思っていました。
ですが僕たち日体大が掲げていたのは
「全日本選手権大会優勝」
であり、社会人にも通用するラクロスです。
こう思い返してみると、僕のプレースタイルには限界があることをもっと早く気付くべきでした。あともう1年ラクロスをやるなら、この「脅威」を深掘りするなと反省しています。
また、グリズリーズとの練習試合以降、脅威について自分なりに考えました。
そもそも脅威とは、個人でゴールを取りに行くことができることを指すと考えます。
脅威の出し方は人によっては違いますが、僕の出せる脅威は次のようになります。
判断(見れる範囲)+ダッチ×ショット
(奥村さんのブログを参考にさせてもらっています。笑)
これは人によって本当に変わるもので、例えば背番号9番濱君であったら、
判断(見れる範囲)+オフボール×ショット
というようにもともと持っている武器に、判断とショットを掛け合わせることで「脅威」になるのかと思います。
この「脅威」について、今の3年生以下はとにかく考えて欲しいです。来年の日体も期待してますね。
さあ、卒論をやりすぎて論文のような引退ブログになってきました。笑
続いては、クリアライドリーダーをやって感じたことを書ければなと思います。
一年と少し前、学年ミーティングでクリアライドリーダーを作ろうとなってから、歩希と旭が先にクリアライドリーダーをやることが決まっていました。歩希に「俺が見てやるからリーダー一緒にやろう。」と遅れてリーダーになったのを覚えています。
最初の方は3人の中で僕がコーチとのコミュニケーションを取る係で、2人は発信を行う係と言っていたのに、最終的には3人分の仕事はほとんど僕がやっていました。なんなのでしょうか。
ただ、僕が発信したことに対して、誰よりも早く理解し、より細かいところを言語化してくれる歩希と、俯瞰的な面から意見を言ってくれる旭、この3人のバランスが良かったから、今年から新設された役職でも機能したのかと思います。
2人には感謝しています。ありがとう。
そして、今年クリアライドリーダーとして、発信量とその発信に対してみんながどう思っているのかを聞くことをとにかく意識しました。
AT陣から見たテンマンはどうなのか、逆にDF陣から見たテンマンはどうなのか。
自分の視点に偏らず、相手の視点になって戦術を決めていくこと、リーダーとしてこれを一番意識しました。
また、僕は準備にも力を入れるようにしました。
僕も含めてですが、昨日やったことなのに次の日には忘れてしまうみんな。日体っぽくて好きです。
ですがこうなると一生同じ練習をし、一生同じ反省を繰り返してしまうので、全体ラインでクリアライドの意識点を発信し続けました。こうすることで前回の練習で出た反省が出にくくなり、練習効率が上がりました。
これは来年のクリアライド班にも継続してほしい事です。
とにかく23日体はDF陣、OF陣、コーチ陣も巻き込んで、クリアライドに取り組めたことで機能しました。本当に感謝しています。ありがとうございました。
最後に、書ききれませんがお世話になった方々へ。
駿太さん
1番お世話になりました。自分のプレースタイルの事、クリライリーダーの事、プライベートの面、数々の相談に乗って貰い、その相談に対して親身になってアドバイスをして下さいました。沢山悩ませることも多かったと思いますが、諦めないで根気強く向き合ってくれたこと、感謝しかないです。これからも沢山お世話になります!
奥村さん
約3年間ありがとうございました!自分が結果を出せず、悩んでいる時に色々なアドバイスをしてくれてとても助かりました!某有名監督からうまい選手の名前が上がらなかった時に、慰めてくれたこと、一生忘れません!笑
柊人さん
3年間お世話になりました!今年はクリアライドメインで見てもらうことが多かったですが、お仕事もあるのに僕らの熱量を超えてくるくらい情熱的で、1年間圧倒されまくりでした。笑
来年何かあったらよんで下さいね!
健志郎さん
あまり言いたくないですが、本当にお世話になりました。22シーズンで2on2を組んでから、僕のラクロスが大きく変わりました。23シーズン始まってから健志郎さんがいなくなって、やってくれていた事の大きさに気づかされました。笑
同期
この代で本当に良かった。ラクロスに対してまっすぐで、とにかく仲間思いなみんな。そんなみんなと出会えたことが一生の財産です。ありがとう!沖縄オープン楽しみにしてる!
後輩
24シーズンは間違いなく苦しいシーズンになると思います。今年試合に出てたのは4年生がほとんどだし、他大学はめちゃくちゃ強いし、、そんな24シーズンで結果を残すことに意味があると思いますし、みんなならできると信じてます!今度はOBとして、試合応援できること、楽しみにしてますね^^
父親
ラクロスをやるといったときに、すごく嫌そうな顔をしていた事を今でも覚えてます。大学受験で第一志望に落ちてから、12年間続けたサッカーを辞め、ラクロスをすることが決まりました。そんな父親に全学の決勝戦前に車で送って貰っている途中に「未経験からよくやったよ。」と言われた時に初めて恩返しが1つ叶ったなと思い、当時は泣きそうになるくらい嬉しかったです。16年間のスポーツ人生を支えてくれてありがとう。
母親
4年間どんなに眠くても、朝練前に「いってらっしゃい」の一言をかけてくれました。また、試合にはもちろん毎回来てくれて、どんなにプレーが上手くいかなくても、凜なら大丈夫と声を掛けてくれました。一言一言に愛情が籠っていて、最後まで前を向いてラクロスができたのも母親のおかげです。本当にありがとう。これからも一番頼りにしています。
まだまだお世話になった人はいますが書ききれないので、このくらいにしておきますね。
まとまりがなく、長い文章になりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後とも日本体育大学男子ラクロス部を宜しくお願いします。
16年間のスポーツ人生終わり!
#8 門脇凜
私たち男子ラクロス部はこれからの4年生の活躍、そして新たな門出をずっとずっと応援しています。
引き続き、日本体育大学男子ラクロス部の応援の程よろしくお願いいたします。