引退したいとずっと口に出していたらそこそこ長いシーズンを過ごしていました。
いざ引退するとなったらやはり寂しいものですね。
と、前置きはこのくらいにして
平素より日本体育大学男子ラクロス部へ多大なるご支援を賜っておりますOB、OG、保護者の皆様。
そして、このチームに関わる全ての皆様に感謝を申し上げます。
4年#27 FOer深田理紀です。
これまで偉大な先輩方、他大学のfoerたち、4年間一緒に戦った同期達の引退ブログを読んでいたら自分の書く順番になっていて驚きを隠せません笑
自分がここに書くのはみんなに伝えたいメッセージと言うよりかは、4年間の振り返りと、これまで関わってくれた人々に対しての感謝の気持ちを書ければなと思います。
文章を書くのは苦手ですが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

今年の夏合宿でみんなの前でこの話はしたと思いますが、改めて自分がラクロス部に入部した経緯を。
自分がラクロス部に入ろうと思ったのはある人物との出会いでした。
あんまり名前を出すのはよろしくないと思うのですが、
かなりの重要人物なので名前を挙げると、"かつのり"ってやつです。
その人が自分をラクロス部に誘ってくれたのが始まりでした。
入学して最初のオリエンテーションで仲良くなったのがきっかけで話すようになり、部活やサークル何にするみたいな話をしていたら、「ラクロス部に一緒に入ろう!」と言ってきたことでラクロス部の存在を知りました。
自分は授業がすべて健志台(横浜キャンパス)で、健志台のキャンパスの方で行われる部活やサークルに入ろうと思っていました。
けど、ラクロス部の活動場所は世田谷キャンパス。
練習とかがあんまりできないのではないかと思ったのとシンプルに移動がめんどくさいと言う理由であんまり入る気はありませんでした。
そんな中で自分は部活やサークルの体験会に行く前にコロナに感染してしまい、2週間の隔離生活。
そのせいで行ってみたいなと思った体験会は諸々参加できなくなり、このまま何にも入らずに終わるのかなって思った頃、ラクロス部だけはまだ体験会をやっていて、"1回だけ行ってみるか"と軽い気持ちで行きました。
初めてやったラクロスはそんなにハマるほど楽しい!とはなりませんでしたが、もうこれでいいやと深く考えずに入部を決めました。笑
そんな感じで入ってみたら、ガチの部活動。
日本一を目指すチーム
日本代表にもなれる
みたいなことを入部後に知って、自分の中では、「え、まじか」みたいな感情になっていました。
もともとガチでスポーツをやるつもりではなかったので、最初の方は正直楽しくはなかったです。
でも、少しずつ上手くなる感覚を掴み始めてから、楽しくなっていき「頑張ろう」と思えるようになりました。
しかし、現実はそんなに甘くはなく、蓋を開けてみれば学年試合はボロ負け。
勝つことはほとんどなく「最弱の代」と言われるほど、自分たちは試合に勝つことができませんでした。
そんな苦しい状況の中で個人として1番苦しかったのが怪我による長期離脱です。
右足首の腓骨を折ってしまい、半年にも及ぶ怪我を負ってしまいました。
「自分は何をやっているんだろう」と思ったし、何より数少ない学年試合のウィンターに出れなかったのが悔しくてたまりませんでした。
この時に初めて本気で辞めたいと思うようになりました。
けど、自分の中で1度やるって決めて入った部活をそう簡単に辞める勇気はなかったし、金銭面でサポートしてくれてる親にも申し訳なさすぎて結局リハビリを頑張る道を選びました。
このシーズンでの思い出の試合は3つあります。
まずは、2年生になり最後の学年試合の"あすなろ"。
最弱と呼ばれた僕たちは最後の学年試合で"準優勝"という自分たちの今までの成績からは考えられないほど高いところにまで登り詰めることができました。
幸いにも自分はあすなろにはなんとか間に合い出場できましたが、準決勝でFOからブレイクを作った時に今度は肉離れを起こしてしまい、決勝戦はボックスから見守るだけに。
結局自分の中ではやり切れたとは言えず悔しい大会となりました。
もう一つは「Bリーグ3位」
この年の4年生はとても頼り甲斐があって、一緒にBリーグを戦い抜いたなおきさん、ともきさん、あさひさんの3人にはすごくお世話になったと思います。
"この人たちと本気でBリーグ日本一を取りたい"と思い、自分の中で初めて"誰かのために本気で戦おう"と思えたシーズンでした。
しかし、最終的にはfinal4で戦った早稲田に負けてしまい、Bリーグで全国に行くことはできませんでした。
自分の力不足に不甲斐なさを感じ、この時の4年生と一緒にラクロスができなくなるのがとても悲しくてずっと泣いていました。
Bリーグ最後の試合となった3位決定戦vs一橋大学では決着がつかずサドンビクトリーに。
均衡した試合となり、このまま引き分けで終わってしまうと思った矢先に残り1秒で決めたともきさんの渾身のミドル。
見事ゴールネットに突き刺さり、あの時会場にいた全員が飛び出して喜んだのを今でも忘れられません。
最終的にBリーグは3位という結果で終わり、4年生たちも笑顔で終わることができてとてもいいシーズンを過ごしたと思います。

そして、このシーズンで1番思い出に残ってるのは"全学優勝"です。
圧倒的な強さで勝ち続けた先輩たちの姿は、「自分も来年はこの舞台に立ちたい」と強く思わせてくれたかっこいい先輩たちでした。
最終的には全日でグリに負けてしまいましたが、どの大学よりも長く過ごしたこのシーズンは自分にラクロスに対しての情熱を大きくしてくれたシーズンとなりました。
そんな先輩たちを超えたいという想いを抱えながら挑んだ3年生の24シーズン。
つま恋で必ずTOPチームとして出てやると意気込んでいたが、結果的にはimpactチームとしてつま恋に挑むことになりました。
先輩たちを超えるとか意気込んでるくせにTOPチームにすら入れない自分の非力さに絶望を感じ、「そうごさんがいるから自分の出る幕なんてないか」とシーズン始まったばかりだったのに、すでに諦めムードになっていました。
つま恋が終わり、しばらくしてブルーフェス(東海大学との定期戦)の時期が近づいてきた時に駿太さんから呼び出されて、何か怒られることでもしたかなと思いながら学校の食堂に行ったのを今でも覚えています。
そんな中で駿太さんに告げられたのは"TOPチームへの招集"。
当初、駿太さん自身もあんまり自分をTOPに上げるのは乗り気じゃなかったけど、奥村さんが自分のことを推薦してくれたと聞いて、自分の中で最大のチャンスだとこの時思い、期待に応えるためにも必ずこのチャンスを掴んでやると今まで以上に必死になりました。

そんな中で迎えたブルーフェス
最初はそうごさんが出ていて、出番なしで終わるのかなと思いながらボックスから見ていたけれど、後半になり自分が出るチャンスが来て、初めてTOPの試合に出ることができました。
このチャンスをしっかりと掴み、FOブレイクを2回作り、そのうちの1本はアシストをすることも。
この時にやっと目に見える結果を残すことができて、心の底から喜べました。
ブルーフェスからしばらくして、そうごさんが教育実習の関係でしばらく練習にいない時期がありました。
そうごさんがいない期間に脳筋フェス(東大との定期戦)があり、自分が初めてTOPチームのスタメンとして試合に出ることになりました。
緊張していてあんまり試合内容は覚えてないけど、この試合でもアシストを記録することができて"2試合連続アシスト"をすることに成功しました。
また、この時期に春の最強決定戦で明治大学との3位決定戦がありました。
この試合でも一発目からブレイクを作り、アシストを記録。
恐らくこの時が自分の中での全盛期なんじゃないかなと思い、この頃はラクロスが楽しくて何をやっても上手くいく気がしていました。

けれど、やはりそう簡単なものではなく、そうごさんが帰ってきてからは出場機会は減り、中々チャンスも掴めなくなっていきました。
そして自分の中でこのシーズン1番大きな出来事が入部の話でした"かつのり"がラクロス部を退部することになったこと。(詳しい内容は言えません)
この時に恐らくチームの中で1番悲しんだのが自分じゃないのかなと思います。
自分の中ではかつのりがいなかったらラクロス部に入っていなかったし、素敵な仲間と出会うこともできなかったのでこの時はショックでした。
この時期はあんまり覚えてなくて気づいたらリーグ戦もスタート。
3年目にして初めてのリーグ戦で結果を残してやると意気込んでいたけど、結果は予選3位で終わり、すごく短いシーズンを過ごしました。
そして、ラストイヤーを迎えた4年目。
自分のスポーツ人生の中で1番長く感じたシーズンでした。
はっきり言ってこの時期の自分が1番やる気のない期間を過ごしていました。
25シーズン始まって最初の学年MTGでは全く意見がまとまらない、結局なんのためにMTGをやったのかすら分からず終わる。
この先不安になる様なスタートを切ったのを覚えています。
その後もMTGは繰り返し行ったけど、結局上手くまとまらず、チームが嫌いになっていきました。
しかし、そんな中でも主将の寺内と色んなことを何度も話して、真面目な話やふざけた笑い話とか色々話していくうちに俺は寺内を勝たせたいと思える様になり、
また1から頑張ろうと思うようになりました。
シーズン始まった当初は練習試合も全く勝てず上手くいかないことばかりでしたが、少しずつチームはまとまっていき、春の最強決定戦は優勝することができて"このチームならリーグ戦も勝てる"と思っていました。
しかし、やはりリーグ戦は厳しいスタートを切ることとなり、初戦の慶應戦では敗北。
けど、そこからみんなの底力がすごいなと感じ、敗戦してから怒涛の3連勝を決め見事final4出場を決めることができました。
そして迎えたfinal4、相手は早稲田大学。
個人的に絶対に負けたくない大学でした。
2年生の頃にBリーグのfinal4で負けた相手だったからです。
しかし、スタートは最悪。
相手にFOブレイクを作られてそのまま失点。
大事な試合なのに、流れを相手に渡してしまいました。
そこからみんなのおかげで流れを引き戻す時間もあったけど、結果的に負けてしまった。
この時めちゃくちゃ悔しかったし、
何よりまた同じ相手だというところに怒りを感じたが、
もうこの先みんなと一緒に戦うことができないと思うと涙が止まりませんでした。
けど、最後は笑って終わるために必死に涙を堪えてみんなと話したり、写真撮ったりして笑顔で終わることができたと思います。
長い振り返りになってしまいましたが自分のラクロス人生はとにかく山あり谷ありでした!
ここからは感謝を述べたい人に向けて。
まずは同期のみんなへ
本当は一人一人に書いてあげたいんだけど流石に文章が長すぎなのでまとめて、、、
本当に4年間ありがとう!
この同期で良かったと心の底から思えたし、まだまだみんなとラクロスしたかったけどもうみんなとラクロスはできないと思うと悲しいです。
自分がラクロス部を選んで本当に良かったと思える同期で、本当にみんな大好きです。
ここからはみんな暇なはずなんでいっぱい遊んだり、飲んだりしにいきましょう。
続いてコーチ陣へ
FOという、他のポジションと比べたら接する機会の少ないポジションでしたが、関わってくださったコーチ陣のおかげで楽しくラクロスをすることができました!
あんまり結果を残せず、頼りない選手でしたが自分が今までスポーツをしてきた中で1番良いコーチ陣に恵まれました!
本当にありがとうございました!
ここからは個人的に感謝を伝えたい人へ
まずはFOの後輩たちへ
かなめ、まずは27番の背番号を引き継いでくれてありがとう!正直、誰かにあげたいとか欲もなかったし、誰も欲しがる番号ではないなと思っていたけど試合終わりに27番くださいと言われた時は本当に嬉しかったよ!
今年はこの番号を輝かすことができなかったけど、かなめなら必ずいい番号にできると信じてます!
リーグ戦での活躍楽しみにしてます。
けんたへ
正直、けんたがFOになるなんて予想もしてなかった笑
一度部活から離れてそのまま辞めてしまうのかなと思っていたけど、ポジションを改めて再び部活に戻ってくるのは相当な勇気が必要だったと思う。そんなけんたにFOを教えて、成長していく過程を見るのは俺にとっての楽しみの一つでした。
同期にFOが2人いて切磋琢磨し合える環境に感謝して来年は1枚目を担えるくらい強くなっていることを楽しみにしてるね。
かんたへ
最初の方はFOをやるか分からないとか言ってたけど、結局FOやってくれて正直嬉しかったよ!
まだまだうまくいかないことばかりだとは思うけど、そんなの当たり前でこれからもっと成長していくと思うから試合での活躍を楽しみにしてます。
かいざんへ
君はもう俺の中ではFOerです笑
しっかりFOを始めたのは今年の後半からだったのに成長スピードが誰よりも早くて正直、俺の中ではこいつは天才だなと思ってました笑
かいざんが試合で活躍する姿を見てると、すごく頼もしいと感じたよ!
wingでも一緒にプレーしてくれて、かいざんがwingで入ってくれるとポゼッション率が高かった気がするよ笑
そんな頼りになるかいざんも来年は4年生になり最後のリーグ戦になるね、君たちの代なら必ず日本一を取ってくれると信じてるから、頑張ってね!
そしてお世話になった先輩へ
ひかるさん
自分がFOを始めるきっかけを作ってくれた偉大な先輩。入部当初、ひかるさんがFOというポジションの存在を教えてくれた時に、自分はこのポジションが1番カッコいいなと思いました!そこからFOの魅力を知っていき、気づいたら自分もfoerになっていました。
FOになったおかげで素晴らしい出会いもありひかるさんなしでは自分のラクロス人生は語れないほど尊敬してる先輩です!
あんまり最後はいい結果ではなかったけど、このポジションを選んで正解でした!
ありがとうございました!
そうごさん
FOのノウハウを全て教えてくれた、超絶偉大な先輩そうごさん。
そうごさんが全国の舞台で戦う姿を見て、いつか自分も全国の舞台で活躍したいと思い、ずっとそうごさんを抜かそうとして練習してきましたが、やはり先輩の壁はすごく高くて超えることはできませんでした。
そうごさんに教えていただいたことを後輩にしっかりと託せたかはわからないけど、今後のfoerたちにぜひ期待してほしいです!
ありがとうございました!
最後に1番感謝してる2人に。
かつのり
俺をラクロス部に誘ってくれて本当にありがとう。ラクロス部に入ってなかったら、こんなに熱い4年間は過ごせなかったと思う。
かつのりとの出会いは俺の人生の分岐点となり結果的にすごく素晴らしい選択をできたと思ってる。
誘った本人が途中で退部するっていう、おかしな話もあったけど、しっかり試合を見に来てくれて、写真も撮ったりできて本当に嬉しかったよ!
早く飲み行ったり、旅行に行ったりしようね!
なおや
ラクロス部で1番仲良くしてたと思ってる。
部活終わってからシャワーだったり、ウェイトとか、壁当てとか、授業を受ける時ですらも、気づいたらずっと一緒に行動してたんじゃないかなと思う。
一時期なおやが部活に来れなかった時が俺の中では本当にキツくて、それに追い打ちをかける様にかつのりが退部になって、あの期間は本当に部活をやめようか迷ってた。
でもなおやは、ちゃんと部活に戻ってきてくれて、最終的に一緒にリーグ戦に出ることができて本当に嬉しかった!
4年間ライフラクロス組と一緒に入れて本当に楽しかったよ!
早く3人で飲み行こうね!

長くなりましたが、こんな感じのラクロス人生を過ごして来ました!
4年間本当に楽しくラクロスができて良かったです!
お疲れ様でした!

